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サンウルブズ首脳が明かす新構想 大学生招集、SR残留が優先、交渉中…

11/9(土) 8:03配信

西日本スポーツ

 スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの大久保直弥ヘッドコーチ(HC)と渡瀬裕司最高経営責任者(CEO)が8日、レベルズ(オーストラリア)との開幕戦(来年2月1日、レベルファイブスタジアム)が行われる福岡市内で本紙のインタビューに応じ、4年後のワールドカップ(W杯)フランス大会を見据えて若手中心の布陣で臨む考えを明かした。渡瀬CEOは大学生を招集する可能性も示唆。拓大在学中の2016、17年に出場し、W杯日本大会で活躍した具智元(ホンダ)に続く新星の誕生を望んだ。 (聞き手・構成=末継智章)

【写真】大久保直弥HC

■スタジアムを真っ赤に染めてもらえれば

 -W杯は日本初の8強入り。代表31人中28人がプレーしたサンウルブズの貢献度も大きかった。

 大久保HC「国内リーグでは経験できないスピードやパワーがSRにはある。1対1の攻防が徹底的に鍛えられた」

 -昨年と今年は日本代表と連携してチームをつくってきた。来年は。

 渡瀬CEO「サンウルブズは常にチャレンジする場。チーム内で切磋琢磨(せっさたくま)した選手が日本代表に入れる。多くの選手が挑戦できる機会を設けたい」

 -選手編成は。

 大久保HC「今回のW杯は過去のこと。日本代表になりたいとか、SRで優勝したいという向上心を持った野心的な選手を使う」

 渡瀬CEO「めどが付いたのは半数ほど。若い選手に経験を積ませたい。SRは大学生もチャレンジできる。大学の関係者と連携していかないと」

 -SRで大学生から出場して活躍したのは具智元ぐらいしかいない。

 渡瀬CEO「具は2017年のブルース(ニュージーランド)との最終戦でマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍をし、一気に台頭した。大学生で挑戦する選手が増えると、将来に向けて積める経験値が加速する」

■人気ある福岡にプロチームあるのは自然な流れ

 -今年は2勝14敗と苦戦した。

 大久保HC「特に本拠地で勝てなかった。ホームで勝つことに一番力を注ぎたい。体格で劣る分、他の誰もやっていないことにチャレンジするのがわれわれのスタイル。そのためにはまず走れないといけない」

 -開幕戦は福岡。東京以外の国内でSRを行うのは初めてだ。

 渡瀬CEO「以前から東京以外でやりたいと思っていた。福岡はラグビーが根付いている街で、2年前にサンウルブズのプレシーズンマッチを北九州で行っている。交通の便が良く、W杯での盛り上がりも後押しした。レベスタは臨場感があり、お客さんの声が近くで聞こえる。選手の動きも活性化するはずだ」

 大久保HC「ラグビー人気を継続させるためにも地元に根付き、地元の熱が選手を育てていく必要がある。まずは開幕戦。スタジアムをサンウルブズの真っ赤なジャージーで染めてもらえれば選手の勇気になる」

 -サンウルブズは来年限りでSRから除外される。再来年以降は日本協会が構想するプロリーグ入りにサンウルブズが入る可能性も考えられる。

 渡瀬CEO「現場は来年に集中してもらう。プロリーグに入るなら培ったものを返せるかもしれない。でも、われわれとしてはSRにどうやって残るかが優先。交渉はしている」

 -将来的にサンウルブズが福岡を拠点にする可能性は?

 渡瀬CEO「分からないが、プロリーグ化となると関東、関西、九州にそれぞれチームがあるのが自然な流れ。ラグビー人気と裾野の広さを考えると福岡にプロチームがないといけない」

   ◇    ◇

「攻撃ラグビー見せる」

 渡瀬CEOと大久保HCは8日、福岡市役所を訪れ、中村英一副市長に開幕戦での応援を呼びかけた。渡瀬CEOは「代表戦と比べてハングリーで挑戦的なチームが多く、積極的にトライを取りに行く。テレビより、生の方が迫力は違う」とアピール。大久保HCは「エキサイティングな攻撃ラグビーをお見せしたい」と誓った。チケットの一般販売は12月23日に始まる。問い合わせはチケットナビダイヤル=0570(200)339(午前10時~午後6時、火曜と日祝日は休み)。

西日本スポーツ

最終更新:11/9(土) 9:47
西日本スポーツ

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