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乾燥する冬を前に知っておきたい 口臭に効くガーゼ舌磨き

11/9(土) 6:53配信

ウェザーニュース

 空気の乾燥する冬を前に、知っておきたいのが口臭対策です。鶴見大学歯学部付属病院で口臭外来を担当する中川洋一先生(口腔機能診療科准教授)に教えていただきます。

口内細菌の活動で発生する

 空気が乾燥してくると、口の中のネバつきや口臭が気になることはないでしょうか。

 「ほとんどの場合、口臭のもととなるのは歯と舌の汚れです。歯に付着するプラークや舌の表面の舌苔(ぜったい)の細菌がタンパク質を分解するときに、嫌な臭いのガスが発生するのです」(中川先生)

 プラークや舌苔は、食事の食べカスや新陳代謝により剥がれ落ちた口内の粘膜などが付いたもの。いわゆる虫歯菌や歯周病菌など、多くの細菌が含まれ活動しています。唾液には、細菌や汚れを洗い流す効果があるので、就寝中など分泌が減ると、口臭が気になることが多いのです。

歯磨き・舌磨きをしても臭いがある!?

 口臭対策には、臭いをもとから絶つことです。口内の細菌はゼロにはできませんが、プラークや舌苔を落とすことで臭いを減らすことができるといいます。

 ただ、中川先生は「歯磨きはキレイにできても、舌磨きはできていない人が多い。口臭外来を訪れる人の8割ぐらいは舌磨きをしていますが、その半分以上の人で口臭がある」といいます。

 舌の表面には、舌乳頭という細かな突起物があります。1本1本の周囲に汚れが溜まるので、落としにくいのです。

 「例えば、一方向にこすっている場合、ケバケバが倒れた側の汚れが残りがちです。歯ブラシなどで舌の中央だけササっとこすって、左右に汚れが残っている人も多いです。ちょうど畑をたがやすよう汚れをかき上げただけになり、舌をこすることで口臭が強くなることもあります。

 歯磨き後に口臭が強くなる人もいるのですが、これも歯磨き中に歯ブラシの柄が舌に当たり、汚れを巻き上げるからです」(中川先生)

正しい舌磨きの方法

 中川先生が勧めるのがガーゼを使った舌磨きです。

 「ガーゼがよいのは、汚れを目で見て確かめられることです。黄色っぽいものがついたら、巻き直して再び行い、汚れがつかなくなるのが目安です。ポイントは、舌乳頭が倒れたカゲに汚れが残らないよう、一方向ではなく前後左右に動かすこと。そして、特に舌の左右の奥の方に取り残しが多いので、そこをしっかりやることです」(中川先生)

【舌磨きの方法】
(1)15cm程度のガーゼを水に濡らし、軽く絞って人差し指に巻く。
(2)指を前後左右に動かして、優しく拭き取る。
(3)ガーゼに色がついたら、きれいな部分にずらす。ガーゼに色がつかなくなる程度が目安。
(4)残りの半分も、同様に行う。
(5)うがいをする
※舌はとてもデリケートなので、強くこすらないこと

 「舌磨きは、朝食後の歯磨きの後に行うのがいいでしょう。1度キレイにして口内の細菌を減らすことで、その後の細菌の増殖をある程度抑えられます」(中川先生)

 ただし、にんにくなど強い香りの食べ物やお酒の臭いには効きません。

 「臭いが気になる場所に出るときは、あらかじめ控えるのがよいでしょう。また、歯磨きや舌磨きをしても、口臭が改善しない場合は、鼻や喉の病気が原因のことも考えられます。気になるようなら、耳鼻科を受診してください」(中川先生)

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最終更新:11/9(土) 6:53
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