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【ラグビー】早大、ラストプレーの逆転劇で帝京大から9年ぶり勝利。明大は慶大に大勝。

11/10(日) 18:21配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 赤黒の背番号9がラックの上を飛び越えてインゴールに入った。
 34-32。
 11月10日、秩父宮ラグビー場。関東大学対抗戦で、早大が帝京大に9年ぶりに勝った。

 前半は25-17と、帝京大がリードして終わった。
 先制は早大。SH齋藤直人主将がPGを決めた。
 しかし帝京大は、その後早大が2トライを奪ったのに対し、4トライを重ねる。
 FB奥村翔が前半7分にトライラインを越え、FB尾?泰雅はインターセプトからの独走を含む3トライを決めた。

 後半が始まってすぐに早大はSO岸岡智樹がトライ、SH齋藤のゴールキック(G)も決まり1点差(25-24)に迫るも、帝京大は20分過ぎから8分近く敵陣深くに攻め入り、29分には12フェーズを重ねてPR細木康太郎がインゴールに入った(Gも成功)。スコアは32-24と開いた。

 しかしその後、早大の時間が訪れる。
 後半35分、ルーキーのFL相良昌彦がインゴールに入り3点差に迫る(32-29)。そして場内の時計が39:50と表示されていたときにラインアウトからの攻撃が始まった。
 帝京大の反則で得たPKを左サイドに蹴り出した後だった。早大はモールを押した後に右に展開。16フェーズを重ねたところでターンオーバーされるが、そのボールを真紅のジャージーがノックオン。早大は命拾いした。

 インジャリータイムは4分とアナウンスされていたから、それが最後の攻撃機会だったはずだ。
 スクラムを得た早大は左に展開し、フェーズを重ねる。激しくタテに攻め立てた後、防御の薄くなった右へアタック方向を変えた。
 最後は冒頭の通りだ。ラック周辺の防御が薄くなったところをSH齋藤主将は見逃さなかった。本人は「よく覚えていない」と振り返ったが、瞬時に体が反応してインゴールにボールを置く。久々の勝利にガッツポーズを添えた。

 勝った早大の相良南海夫監督は、「選手はだいぶ緊張していたが、2010年以来、9年ぶりに帝京に勝てた。勝ち切れると信じて戦った結果。課題もあるが、いいゲームだった」と振り返った。
 齋藤主将も、「厳しい戦いになるとは思っていた。自分たちのミスから苦しくなったが、勝ち切れてよかった」と話し、続けた。
「(最後のシーンは)チーム内では(PGで)3点という考えはなく、トライだけを考えていた。これまでは取り急いでいたけど、苦しいときほど積み重ねようと行ってきたので(きょうは)走り続けて取り切れた。必死だった。仕留めを意識して練習してきたことが生きた」

 敗れた帝京大の岩出雅之監督は、「経験の少なさが出た。もう少し点をとれるところもあったし、失点を減らすこともできたはず。苦い経験を生かし、きょうをいいスタートにできれば。もう一度立ち上がって、前へ行かないといけない。まだ成長できる」と前を向いた。

 この試合の前におこなわれた明大×慶大は、40-3で明大が快勝した。
 明大は先制点を許すも、SO山沢京平らの活躍で前後半とも3トライずつを重ねて計6トライ。田中澄憲監督は「準備したことを出せた」と選手たちのパフォーマンスを評価した。

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