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神宮第二最後の秋都大会決勝戦を回顧。優勝は阿部慎之助を輩出した安田学園!

11/10(日) 12:01配信

高校野球ドットコム

 11月10日、秋季東京都大会は決勝戦を迎える。

 現在は明治神宮球場で決勝戦が行われているが、かつては11月3日でラストデーを終えた明治神宮第二球場で決勝戦が行われた。最後の神宮第二球場の決勝戦が行われたのは2012年。安田学園vs早稲田実業の一戦だ。

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 投打ともに実力のある選手が揃う早稲田実業に対し、安田学園は新チームから磨いてきた守備を持ち味にチームカラーで着実に勝ち上がってきた。

 安田学園は今年引退した大打者・阿部慎之助(巨人)などポテンシャルが高い打者を多く輩出してきたチームだが、当時の安田学園は野球のち密さという点では創部最高のチームだった。

 決勝戦は1点を争う試合に。先制したのは安田学園。まずセンス抜群の1年生・本宮 佳汰のセーフティスクイズで1点を先制。さらに相手の敵失で2点目を取った。そして、この2点をエースの大金 真太郎が強打の捕手・利光 健作に本塁打を浴び、さらに9回裏にも二死一、二塁のピンチを招いたが、見事に守り切り、優勝を決めた。

 攻撃では相手にプレッシャーをかける小技を仕掛け、守備では大崩れせず、守り抜く堅い守備。大物打ちはいなかったが、組織的な野球ができるチームだった。優勝直後、安田学園の森泉監督は当時のチーム作りの構想についてこう語ってくれた。

「うちは打って点が取れる打線ではないですので、とにかくランナー三塁までに進めること。ランナー三塁からならば、守備側にプレッシャーをかけることができるし、相手のミスによって1点を奪うことができます」
また当時の選手たちも自分たちが守る側ならば、三塁にランナーがいるとプレッシャーがかかるので、いかに三塁まで走者を進めて、足でプレッシャーをかけられるかを考えていた。

 弱者の戦い方を心得ていたチームであり、2012年秋の安田学園の戦い方は学べるものが多くあった。

最終更新:11/10(日) 12:01
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