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オリックス、米不動産ローン組成・サービシング会社「Hunt Real Estate Capital」買収

11/11(月) 8:00配信

MONEYzine

 オリックスは11月5日、米国現地法人ORIX Corporation USAを通じて、米国の商業用不動産ローン組成・サービシング会社Hunt Real Estate Capitalの発行済み株式のすべてを取得することで合意したと発表した。今後、所定の手続きおよび規制当局の承認を経て、株式取得手続きを完了する予定だ。

 米国ニューヨーク州ニューヨークを拠点とするHunt Real Estate Capitalは、1972年に設立され、政府支援機関(GSE)である連邦住宅抵当貸付公社(Freddie Mac)や連邦住宅抵当金庫(Fannie Mae)、政府機関の米連邦住宅局(FHA)の指定金融機関となっている。

 主にマルチファミリー(集合住宅)を対象とした開発事業者向けにローンを提供し、これらのローン債権を上記の政府系住宅関連機関に譲渡のうえ、組成された不動産ローン担保証券の管理回収(サービシング)事業などを行っている。

 オリックスは、これまで、上記の政府系住宅関連機関の指定金融機関であるRED Capital GroupとLancaster Pollardを買収し、事業を拡大してきた。今回のHunt Real Estate Capitalの買収によって、ローン組成額で業界第9位の規模となる。また、新たにFreddie Macの指定金融機関ライセンスを取り込むことで、シナジー効果を発揮した収益性の向上とさらなる事業拡大を目指す。

 米国では2008年の金融危機以降、持ち家比率が60%台前半に低下しており、人口増加や低金利政策による不動産価格の高騰などを背景に、マルチファミリー賃貸住宅のニーズが高まっている。マルチファミリーへのローン実行高は、過去10年間で525億ドルから3,390億ドルまで拡大している。

 オリックスは、ORIX Corporation USAをオリックスグループの米州における戦略的事業拠点として、有価証券投資、不動産・インフラ向けファイナンス、プライベート・エクイティ投資、アセットマネジメント(資産運用・管理)事業などを展開している。商業用不動産ローン事業では、RED Capital GroupとLancaster Pollardを2019年にORIX Real Estate Capital Holdings, LLCへ統合し、現状では1,000億ドルのローン残高、250億ドルのサービシング資産を有している。

 また、2016年には低所得者向け賃貸住宅供給開発業者に与えられる税額控除制度を利用したファンド組成を行うBoston Financial Investment Management L.Pを買収し、米国の商業用不動産へのファイナンス、アセットマネジメント、債権投資と幅広いビジネスを展開している。

最終更新:11/11(月) 8:00
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