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iPhone11とアップルの「プライバシー」保護が武器になる時代。グーグルはどうか?

11/11(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「iPhoneのOSを最新のものにアップデートしたら、位置情報についての確認画面が多く出るようになった」

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そんな風に思っている人は多いのではないだろうか。実はこれは、アップルの最新のプライバシー対策に基づく表示だ。

11月7日、アップルは同社のホームページで、「プライバシー」に関する情報を公開した。これまでもアップルはプライバシー重視の方向性を打ち出してきたが、このページはその情報をわかりやすくまとめたものだ。

アップルが発するメッセージは非常に明確で、わかりやすい。

一方で、その内容からは「我々の日常が、いかにプライバシー侵害の可能性に満ちていたのか」ということも、逆説的に見えて来る。

あなたの「位置情報」は本当に守られているのか

アップルが公開したプライバシーに関するページには、アップル製品がプライバシーの面で「何をしていて」「どんな情報は収集していないのか」ということが明確に、シンプルな言葉で記されている。

例えば、マップの「移動履歴」だ。アップル製品は独自の「マップ」アプリが入っているが、そこでの検索や移動の履歴は、自分のIDに紐付けられることはない。

もちろん、経路検索などはネット側に情報を送って処理される。しかし、その時には「この検索をしているのは自分である」ことを示すランダムな値に変換して処理される。つまり、「1234という数字の人だが、それがAさんのことなのかBさんのことなのか、アップルは知らない」形で処理されるのだ。

これに対してGoogleマップの場合には、グーグルアカウントに紐付く形で移動や検索の履歴がグーグル内に残る。もちろんそれは「利用者の許諾」のもとに行われ、複数端末での利用や品質の向上など、利便性の向上を目的に行われているものだ。

とはいえ、「移動のすべてを記録されているのは怖い」と思う人がいるのも事実だろう。

知らずに位置情報が取得されないようにする

そもそも、グーグルのような例は、利用者が自発的に行うわけだから、まだわかりやすい。

問題は、「利用者が知らないうちに行動履歴を把握しようとする行為も多い」ことで、「利用者の許諾は一応得ているが、そのことの意味を利用者が理解していない」例が多いことだ。

冒頭で挙げた「位置情報の通知のダイアログ」もそのひとつだ。位置情報取得が許諾され、インストールされたアプリであっても、あえてこれまでに取得された自分の移動履歴を表示した上で、「本当に取得し続けていいのか」を確認してくる。

これは、アプリに野放図に許諾を与え、「利用者本人はあまりそのつもりがない」のに移動履歴を取得され、プライバシーが侵害されることを警告し、防止する役割を担っている。

いきなり表示されるようになったこと、地図上に取得した場所が表示されるどの点から、消費者に必要以上の驚きをもって迎えられる可能性はあるが、アップルとしては「あえて警告する」意味も込めて、通知を出すようにしているのだろう。

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最終更新:11/11(月) 17:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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