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新しいバイトは外国人!2人の距離を縮めたのは… 「この国の人はこういう人」枠で見ていませんか?

11/14(木) 7:00配信

withnews

 ある日、入ってきたバイトの新人は外国人だった――。ちえむ(Chiem)さん(@46mfmf)の漫画「お隣さんはすぐそこに」。日本で働き、学ぶ「外国人」は増えています。しかし、街で見かけても、テレビや新聞で取り上げられても、なんだか「他人事」のよう。そんな主人公の男の子は留学生の「ホセ」と出会い、彼らの周辺にも変化が起こっていきます。2人の距離を縮めるのに必要だったのは……。マンガのSNSを運営するコミチとwithnewsがコラボし、「#ミライのお隣さん」をテーマに作品を募集した企画で大賞に決まった作品です。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【マンガ本編はこちら】新しいバイトは外国人「何をどうしゃべったらいいんだか」2人の距離を縮めたのは…

ちえむ(Chiem)さんの漫画「お隣さんはすぐそこに」

 「近ごろめっきり世界が小さくなった」ーー。漫画の主人公は、コンビニでアルバイトをしている日本人の男の子。彼の周りには、少しずつ外国出身の方が増えてきていました。

 父は会社で英語が必要になることに焦り、母は近所に住む外国人がゴミの日を守らないと怒っています。しかし、主人公にとっては「他人事」のようです。両親の話を「ふーん」と聞いていた主人公ですが、ストーリーの中で、環境にも心境にも変化が起こっていきます。

 きっかけは、バイト先のコンビニで、留学生の「ホセ」が働き始めたことでした。主人公は教育係になったものの、私語が多いホセにムッとする場面も。「何をどうしゃべったらいいんだか…」と困っています。

 しかし、積極的で人懐っこい性格のホセに、少しずつ心を開いていきます。ホセの母国の様子や、彼が日本で学ぶ理由を聞いたとき、主人公は尊敬の気持ちを持つようになっていました。ホセを「外国人」ではなく、「ホセ」として見られるようになったとき、2人の距離はぐっと近付いたのでした。

 そして、主人公の周囲にも変化が起こり始めます。父は翻訳ソフトを使いこなしてコミュニケーションがとれるようになり、母は外国人がゴミの日を間違えたのは案内板が理解できていなかっただけだったことを知ります。2人が抱いていた焦りや怒りも、解きほぐされていきました。

 漫画では「すぐにはうまくいかなくても 自分の近くから 仲良くやっていけたらいいな」としめくくられます。

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最終更新:11/14(木) 7:00
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