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電動化へと突き進むドイツメーカーの本気を見た!【フランクフルト・モーターショー2019(VW・ポルシェ・アウディ編)】

11/11(月) 21:00配信

Park blog

東京モーターショーへの出展を見送った海外メーカー勢は、いまどんな車を開発しているのだろうか。去る9月、ドイツで開催されたフランクフルト・モーターショーで話題を集めたニューモデルを一挙ご紹介。今回はフォルクスワーゲン・ポルシェ・アウディの3メーカーをお届けする。

【写真を見る】フォルクスワーゲンの新型EV「ID.3」

フォルクスワーゲンの電気自動車「ID.3」は未来のゴルフになりえるか?

 2019年のフランクフルト・モーターショーは2019年9月12日から22日まで開催された。それを端的に表せば「EV一色」。その一言に尽きるだろう。今回のショーには市販化済、もしくは市販化目前のモデルがズラリと並んだ。その中でも、ひときわ気を吐くブランドがフォルクスワーゲンだった。2015年のディーゼルゲート事件を契機に、電動化に向けて一気に舵を切った同社だが、その中軸を担う新世代EVがついにお披露目となった。

「ID.3」は、電気自動車専用に開発した新プラットフォーム、「MEB(モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス)」を採用した第1弾のモデル。5人乗りのCセグメント5ドア・ハッチバックで、ボディサイズは全長4261×全幅1809×全高1552mm。バッテリーを床下に配置した分だけ背は高くなったものの、現行ゴルフ(日本仕様:全長4265×全幅1800×全高1480mm)とほぼ同じ。その佇まいは “未来からやって来たゴルフ“そのものだ。

 ボディカラーはまるでキャンディーのようなポップな色合いで、インテリアは2トーンでコーディネート。従来のゴルフが保守的だっただけに、ID.3はより華やかに映る。ダッシュボード中央部には、地図やインフォテイメント類、空調関係を一括管理する10インチのタッチスクリーンを装備。またフロア周りは、シフトレバーをメーターパネルの右横に移動したお陰でスッキリした印象になった。「お、VW変わったな!」と思わせるには十分すぎるほどのインパクトが、このID.3にはある。

 展示車両は室内の見学も可能だったので運転席に座ってみると、VWの展示スタッフが助手席側から「ヘーイ、ID」とクルマに呼び掛け、音声コマンドで操作するデモを披露してくれた。クルマと人の会話はかなりスムーズ。「なかなか賢いでしょ?」と担当者。ID.3はこの他にも、人とクルマの関係性をより親密にするべく、いろいろな仕掛けが施されているのだという。

 なかでもユニークだったのが、ドライバーが駐車中のID.3に近づくとヘッドライトがまるで人間のように “まばたき“ してくれるという機能。ウインクしてくれるクルマだなんて可愛すぎる。先進性の中にも、こうしたユーザーフレンドリーな一面を織り交ぜてきたのが、フォルクスワーゲンの新しいEVの魅力だ。

 ID.3は45kWh、58kWh、77kWhの3つのバッテリーサイズで展開。航続可能距離はWLTP基準でそれぞれ330km、420km、550kmとなる予定だ。100kWの急速充電器を使用した場合、約290kmを走行可能なエネルギーを30分間で充電することができるという。

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最終更新:11/11(月) 21:00
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