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スノーピークが長野県白馬に観光施設を開業へ、隈研吾氏設計の体験型複合施設、グリーンシーズン誘客で山岳リゾート化への核に

11/11(月) 14:40配信

トラベルボイス

スノーピークは2020年4月下旬に、長野県白馬村に同社初の体験型複合施設「Snow Peak LAND STATION HAKUBA(スノーピーク・ランドステーション白馬)」をオープンする。店舗エリア、野遊びエリア、イベントエリアを融合した施設で設計は隈研吾氏が担当した。運営は白馬観光開発と共同で設立したスノーピーク白馬が行い、グリーンシーズンも含めた通年で楽しめるマウンテンリゾートに向けた取り組みを加速させる。

スノーピークは2019年1月に白馬村と包括連携協定を締結。7月には白馬北尾根高原に、グランピングフィールド「スノーピーク・フィールド・スイート」を開業し、岩岳の「グリーンパーク」の監修を手掛けるなど、白馬での観光開発に積極的に取り組んできた。

スノーピーク・ランドステーション白馬のコンセプトは「その土地に深く根付く、人生と野遊びの案内所」。記者会見で同社社長兼CEOの山井太氏は「(この複合施設で)白馬の本質である人や自然をスノーピークとして可視化していく」と説明した。また、スノーピークはロンドンやオレゴン州ポートランドで新店舗をオープンする予定など海外展開を加速させていることから、スノーピーク・ランドステーション白馬もその一貫として位置づけ、「欧米から白馬に人を呼ぶため施設。白馬でスノーピークに触れてもらう機会にもなる」と付け加えた。

店舗エリアには国内最大規模となるスノーピーク直営店が出店。キャンプ用品やアパレル商品だけでなく地元物産品も販売するほか、キャンブギアのレンタルサービス「Snow Peak To Go」も展開する。また、ミシュランの三ツ星を獲得した「神楽坂 石かわ」の石川秀樹氏監修のレストランやスターバックスも出店。施設内には白馬観光局のインフォメーションセンターも入居し、白馬山麓の観光情報の提供やアクティビティの予約も受け付ける。

野遊びエリアには、隈氏と共同開発したモバイルハウス「住箱」を2台設置。ユニークな宿泊体験の機会も提供していく。イベントエリアでは、焚き火を体験できるプログラムのほか、地元と観光客との交流を生み出すさまざまなイベントも企画していく方針だ。スノーピークス副社長の山井梨沙氏は「今後、白馬の暮らしを体験できるようなコンテンツを開発していく」と話し、タビナカの取り組みも強化していく考えを示した。

スノーピークスでは初年度で2億円の売上目標を設定。その後は年10%~20%の売上増をめざしていく(山井梨沙氏)。

地元の白馬観光開発社長の和田寛氏は、スノーピーク・ランドステーション白馬を「グリーンシーズンの誘客の核となる場所で、昼も夜も楽しめるNO.1リゾートに向けた第一歩」と位置づけた。将来的には、「冬の白馬というイメージから脱却」し、世界の10本の指に入るマウンテンリゾートを目指す。

地元DMOの白馬観光局事務局長の福島洋次郎氏は、スノーピーク・ランドステーション白馬を「白馬のゲートウェイ」と表したうえで、日本人観光客は土日祝日に集中することから、「インバウンドを平日に呼び込むことで、観光客の平準化を進めていきたい」と話すとともに、白馬には宿泊施設が整うことから、将来的にはイベントエリアをベニューとしたMICEの誘致にも意欲を示した。

トラベルボイス編集部

最終更新:11/11(月) 14:40
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