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創立50周年を迎えたサムスン電子、次の50年への備え

11/11(月) 20:40配信

LIMO

本記事の3つのポイント

 ・ 韓国のサムスン電子が19年10月に創業50周年の節目を迎えた。半導体メモリー、フラットパネル、スマートフォンなどエレクトロニクス業界の各分野でトップを走る
 ・ 次の50年を見据え、新事業の発掘・開拓のほか、様々な社会的問題の解決に向けた姿勢も見せている
 ・ 輸出管理問題で揺れる日韓関係を考慮し、今後は日本企業に頼らない半導体材料の国産化などにも注力していく

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 韓国エレクトロニクス産業が不毛の時期であった1969年に創立したサムスン電子。2019年10月、創業50周年という節目を迎えた。韓国の代表企業であるサムスン電子は、企業の世界売上高ランキングで10位前後の規模にまで成長し、メモリー半導体とフラットパネルディスプレー(FPD)、スマートフォンなどといった先端産業分野では圧倒的な強さを誇っている。

世界トップクラスのIT総合メーカーに飛躍

 1969年当時、36人でスタートしたサムスン電子の従業員は、18年末時点で10万人を超えた。売上高は1969年に3700万ウォンであったが、18年通年では243.7兆ウォン(約22.8兆円)に膨れ上がった。

 同社が奇跡的な発展を遂げたターニングポイントは、93年に現在入院中の李健熙(イ・ゴニ)会長が打ち出した「新経営宣言」であろう。「妻子以外のすべてを変えろ」という名言として知られる新経営宣言は、それまでのサムスン電子の旧態を捨てて、ビジネスの質を画期的に高めることを意味していた。以降、同社は半導体をはじめ、携帯電話やテレビ、FPDなど多様な事業分野で世界No.1に浮上した。

 これによって、サムスン電子の位置づけもグローバルトップ企業にふさわしい成長を持続してきた。米ブランド・コンサルティング会社のインターブランドが発表したグローバル企業ブランド価値で、同社は99年には31億ドルでランキングに入れなかったが、19年は611億ドルを記録して第6位にランクインした。

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最終更新:11/11(月) 20:40
LIMO

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