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KCCS、画像解析AIによる蔵書点検システムを開発、業務の負荷軽減と効率化

11/11(月) 14:00配信

BCN

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、黒瀬善仁社長)は、公共図書館システム「ELCIELO」とKCCSグループのRist(藤田亮社長)が提供する画像解析AIを組み合わせた蔵書点検システムを開発する。



 図書館の全ての蔵書を点検する「蔵書点検」は、図書館業務の中でも特に負担が大きな業務の一つ。実施にあたっては図書館を臨時休館にした上で、職員総出で全蔵書を専用の機器で一点ずつ読み取り、図書館システムの登録データベースとマッチングを行う必要があり、図書館運営の大きな負担となっている。

 業務負荷の軽減策としてRFID読み取り機器を使用して蔵書を一括で読み取る「IC蔵書点検」があるが、蔵書の全てに一点ずつICタグ(RFID)を貼付する工数や機器の導入コストが課題となっている。
 

 KCCSが開発を進めている蔵書点検システムは、スマートフォンやタブレット端末などで図書館の書架一面を撮影し、画像データをRistが提供する画像解析AIに取り込む。続いて画像に写る複数冊の書誌の背表紙からタイトル・著者名・分類番号をAIが分析、図書館が保有する書誌登録データベースとマッチング・照合し、蔵書点検を行う。これにより手作業で一点ずつ点検することなく、写真撮影することでまとめて蔵書を点検できる。

 2020年2月の提供を目指し、開発を進める。書架の撮影については、将来的にはドローンなどを駆使し、無人状態での撮影自動化にも対応する計画だ。また、撮影した背表紙画像データと図書館システムの書誌データを活用し、自宅などからでも図書館を体験できるバーチャル図書館の開発も検討していく。

最終更新:11/11(月) 14:00
BCN

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