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香港の暴力が激化、発砲や催涙ガス-自身に火を付ける男性の動画も

11/11(月) 9:25配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港では11日、6月に抗議活動が始まって以来、最も激しい暴力が吹き荒れた。繁華街の機能はまひし、交通網は分断され、男性2人が重体となっている。

8日に死者が出たことに怒りが収まらないデモ参加者は11日朝、通勤の妨害に動き、この日の混乱が始まった。地下鉄駅の外で警察が参加者に発砲し、撃たれた男性は現在、集中治療室で治療を受けている。

発砲事件を受けて抗議活動家は香港の主要ショッピング地区の1つである中環での「フラッシュモブ」的な集会を呼び掛け。警察は催涙ガスを使って排除に当たった。

ほぼ同じ時間にガソリンをかぶって自らに火を付けた男性の動画も流れた。中国紙、環球時報の胡錫進編集長は、男性が「過激な活動に抗議した」とコメント。病院当局によると、この男性は重篤な状態にあり、そのほか約50人が負傷しているという。

衝撃的な動画は香港情勢がさらに悪化する懸念を引き起こした。11日の香港株は約3カ月で最大の下落。一部の銀行は営業時間を短縮した。

香港政府は11日午後の声明で、「冷静かつ合理的」になるよう呼び掛けた。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は同日の記者会見で、暴力によって目的を達することはできないと抗議活動家らに警告。警察の行動についての独立調査や普通選挙権を求める要求に対して「それは実現しないとここで明言する」と述べ、「優先課題は暴力を終わらせ香港を正常に戻すことだ」と表明した。

原題:Hong Kong Violence Escalates With Bullets, Tear Gas, Man on Fire(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Natalie Lung, Iain Marlow

最終更新:11/11(月) 21:14
Bloomberg

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