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デジタルで首里城復元 「再建までの観光資源に」 東大講師ら 写真募り3D化

11/12(火) 6:04配信

琉球新報

 焼失した首里城をデジタルの世界で再建させようと、画像処理やバーチャルリアリティーの分野の専門家らが集まり「みんなの首里城デジタル復元プロジェクト」を立ち上げた。プロジェクトは、異なる視点からの写真やビデオを集め、デジタル上で3次元の形状を復元する技術を使用する。メンバーらは全世界から首里城の写真の提供を募っている。プロジェクトの中心となっている東京大の川上玲特任講師は取材に「完成後は沖縄の方々に活用してもらい、首里城が再建するまでの観光資源として役立ててほしい」と語った。


 写真や映像などの素材が多いほど精密に再現できるため、同プロジェクトのメンバーらは100万枚を目標に広く提供を呼び掛けている。

 川上さんによると、5日夜にプロジェクトのホームページを立ち上げ、ツイッター(短文投稿サイト)などで呼び掛けを始めた。既に世界中から写真などの提供が相次ぎ、8日午後3時には1万枚を突破。海外の研究者らもプロジェクトに参加し、日本だけでなく、米国や欧州、アフリカなどさまざまな国々から写真の提供があるという。

 プロジェクトを呼び掛けた川上さんはコンピューターに画像をどう理解させるのかを研究するコンピュータービジョンの専門家。首里城を訪れたこともあり「(火災は)とてもショックを受けた。火災の影響で学校に行けない小学生がいることをニュースで知って悲しい気持ちになった」と語る。火災があった10月31日は国際会議に参加するため韓国にいたが、帰国後すぐにプロジェクトを立ち上げた。

 プロジェクトは画像だけでなく、撮影された時期やその時の思い出なども募集している。

 3次元の首里城の中に入ると、人々の思い出などが浮かび上がる仕組みも考え「心のこもったコンテンツ」(川上さん)となることを目指している。


同プロジェクトのホームページはhttps://www.our-shurijo.org/

琉球新報社

最終更新:11/12(火) 12:28
琉球新報

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