ここから本文です

各業界の専門家が分析:5Gで製造業、輸送業、電力はこう変わる

11/12(火) 9:00配信

TechTargetジャパン

 2019年、英国初の5Gネットワークが稼働した。GSM Association(携帯電話の業界団体)による最近の予測では、2025年までに14億以上の接続が5G化するという。5Gは高速化だけでなく、容量の増加や低レイテンシも保証する。

 拡張現実(AR)や自動運転車など、数多くの興味深い技術を実現する可能性が高いとされているのが、このレイテンシの短縮だ。

 5Gは将来的に金融サービスの迅速な取引から製造業者の製造・流通方法に至るまで、ビジネス運営に変革を起こすだろう。だがそれは一晩で成されるわけではない。そう話すのは、Infosys ConsultingのCIO(最高情報責任者)アドバイザリーの英国担当リーダーを務めるハリー・チマ氏だ。

 5Gが実現するであろうアプリケーションの多くはまだ開発の初期段階にあることを考えると、ビジネスリーダー(特にCIO)は「速度のニーズ」については疑問視しなければならないと同氏は語る。

 「5Gがビジネスにとってチャンスであることは明らかだ。だがコストが悩みの種になるのも間違いない。サービスプロバイダーが新サービスから収益を上げるには、ネットワークのアップグレードに投資しなければならない。CIOは今後の機会、能力、課題について実態を把握することなく、5G戦略の策定を任されている」(チマ氏)

 誇大宣伝の風潮はさておき、企業や業界の関心を集め、導入に至るのは果たしてどのようなアプリケーションなのだろうか。

自動化が進む製造業

 5Gによって、より高度なインテリジェントオートメーションが普及する。その結果、ロボットの使用にとどまらず、産業、セクター、国境を越えたサプライチェーンを完全に統合できるようになる。そう語るのは、CGI UKで通信会社担当のコンサルティングディレクターを務めるアンドリュー・パルマー氏だ。

 「個々の部品や配送もサプライチェーン全体の中で追跡できるようになり、供給と物流のプロセスの効率が大幅に高まる。個々の産業に及ぶ影響はユースケースと得られる結果によって異なるが、データの統合と共有が強化され、サプライチェーンがより円滑になるというのが一般的な傾向だ」(パルマー氏)

1/2ページ

最終更新:11/12(火) 9:00
TechTargetジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事