ここから本文です

グーグルが注目する福岡のITベンチャー 「世界は遅れている」トップが描く、未来の事業領域

11/12(火) 8:00配信 有料

qBiz 西日本新聞経済電子版

「必要なのは面白い仕事と正当な対価」と語るグルーヴノーツの最首英裕社長=福岡市

 ITの巨人グーグルが注目するベンチャー企業が福岡市にある。「グルーヴノーツ」(同市中央区)は、機械学習の技術を生かして高度なデータ処理と分析ができるサービスを提供。大手から中堅まで延べ約3800社が利用している。今年4月には、スーパーコンピューターを超える計算能力を持つとされる「量子コンピューター」を活用したビッグデータ解析サービスを国内外の業界で初めて商用化した。事業領域を拡大し「世の中の変化で生まれる課題を解決するテクノロジーを提供したい」と語る最首英裕社長に、今後の展望などを聞いた。(聞き手は石田剛)

 ――「世界初の商用化」と掲げる人工知能(AI)と量子コンピューターを活用したデータ分析サービスを提供している。

 最首:もともとAIを使った需要予測をやってきて、その精度の高さが強みだった。いろいろな予測をしていると、最終的には「人の配置」の問題になる。誰を休ませて誰を出勤させるとか。AIをやればやるほど、人の配置、モノの配置の最適化が必要になると気付いた。ただ、組み合わせが増えれば増えるほど計算量が多くなり、コンピューターが処理できなくなってくる。一番正確にできるのは量子コンピューターだと考えた。

 ――エンジニアは対応できたのか。

 最首:結局は数学の世界。われわれには、数学に強い人間がいる。本当にプログラミングに精通すると、プログラミングの言語が何なのかはあまり関係なくなる。量子コンピューターについても、数式をちゃんと書けばいいのだ、と分かる。

 大事なのは、能力のある人間にチャンスを与えること。下請け仕事みたいなものをさせていたら意味がない。それはウサイン・ボルトに「小学校の徒競走に出なさい」と言っているようなもの。能力に合わせた世界最高の課題を与えれば、解けるようになる。そうしていると、いつしかそこに世界トップレベルの情報が集まっている。今、グルーヴノーツは世界の複数のベンダーの量子コンピューターを使うことができるようになった。 本文:2,440文字 写真:2枚

続きをお読みいただくには、記事の購入が必要です。

すでに購入済みの方はログインしてください。

  • 税込110

    PayPay残高使えます

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。 購入後に記事が表示されない場合はページを再度読み込んでください。 購入した記事は購入履歴で確認できます。

qBiz

最終更新:11/12(火) 8:00
qBiz 西日本新聞経済電子版

おすすめの有料記事

PayPay残高使えます

もっと見る

Yahoo!ニュースからのお知らせ