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倹約家も実践中 意外に効果的な「浪費貯蓄」のススメ

11/12(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【カンタン貯蓄 目標3年で300万円!】

 これは浪費グセのある人や貯蓄が苦手な人にはお勧めしない。毎月、節約して貯蓄に励んで、着実にお金を貯めている倹約家の人のみにお勧めしたい。それが「浪費貯蓄」である。浪費のために貯金などの貯蓄をするのだ。

 当コラムのテーマは貯蓄だ。“お金が貯まる秘訣は節約にあり”と繰り返し述べてきた。とはいえ、どんなに節約し、家計をきちんと管理していても、浪費がゼロになることはない。人間には欲があるからだ。

 欲しいもの、食べたいもの、やってみたいことを我慢して、まるで修行僧のように貯蓄に全力を尽くしていたのではストレスもたまれば、節約疲れもたまる。楽しみながらお金を増やしていくことが大切だ。

 実は、倹約家の中で「浪費貯蓄」を実践している人は意外に多い。

「以前、家計相談をした際に、専門家の方が『お金を貯めるのが上手な人は、お金の使い方がうまい人だ』と言っていました。一見、浪費のように見えてしまうお金の使い方でも、貯蓄上手な人の場合は、きちんと家計を把握して計画的にお金を使っていて、実は浪費になっていないそうです。毎日節約ばかり考えていると疲れてしまうので、ストレス解消の買い物もいいと思いました。そこで始めたのが浪費貯蓄です」(神奈川県在住・兼業主婦の椎名裕美子さん)

 付け加えると、椎名家の浪費貯蓄は、家計に合った貯蓄スタイルがしっかり出来上がってからスタートした。

 また、椎名家の浪費貯蓄は裕美子さん自身のためでなく、夫や子供も含めて使うためのお金だという。要は、使途に至るまでが明確なのだ。

 庶民が高級ブランド品を買ったり、高級店で飲食したり、ぜいたく旅行をしてみたり。はたから見れば浪費の極みのようなお金の使い方も、その人、その一家にとって、家計と相談した上で貯めた浪費貯蓄から出たお金であれば、まったく問題ないということだ。

 貯蓄術のひとつに口座の使い分けがあるが、専用の浪費貯蓄口座をつくるもよし、特別支出口座に預けるもよし。自分は貯蓄に自信があって、実際に貯めている。そんな人であれば、浪費貯蓄を始めてもいい。 

(経済ジャーナリスト・山下知志)

最終更新:11/12(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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