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第32回東京国際映画祭で出会った、いま観るべき映画たち

11/12(火) 17:00配信

ニッポン放送

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第723回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

チャン・ツィイーがコンペティション部門の審査委員長を務めた2019年は、フラレ・ピーダセン監督によるデンマーク映画『わたしの叔父さん』が東京グランプリに選ばれ、115の国と地域から1804本が応募された作品の頂点に輝きました。また、足立紳監督の『喜劇 愛妻物語』が最優秀脚本賞を受賞するなど、日本映画の健闘も印象的でした。

そこで今回は、八雲ふみねならではの視点で「第32回東京国際映画祭」を掘り起こします。

現代の日本、そして世界情勢を浮き彫りにする映画たち

2019年に改めてデジタル修復された本作は、オリンピックイヤーを前に、初のパラリンピック映画として「第32回東京国際映画祭」で上映されました。出場した日本人選手たちの苦悩や障害者スポーツにかける思いなどを通して、当時の日本社会をも浮き彫りにした貴重な映像となっています。

50年以上前に製作された本作に、「昭和の世界にタイムスリップしたよう」(猪狩さん)、「パラリンピックによって海外の人、文化が日本に入ってきて変化して行く様子が伝わって来ました」(山本さん)と、お2人とも刺激を受けた様子。

また、いよいよ間近に迫って来た2020年東京パラリンピックについて、

「同じ国で2回もパラリンピックが開催されるのは、日本が初めて。これをきっかけに、いまより住みよい世界にしたいという思いが、日本の人々に芽生えてくれれば…」(山本さん)

「東京パラリンピックの開催でバリアフリーへの関心が高まっていますが、大会後も関心を持ち続けてもらえるよう活動して行きたいです」(猪狩さん)

…と、胸中を明かしてくれました。東京国際映画祭では、2011年から視聴覚障害者も映画を楽しめる、バリアフリー映画の普及や促進に関するイベントが毎年開催されています。

今年(2019年)はエプソンが開発した、スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」を着用しての上映を実施。この“字幕メガネ”は、バリアフリー字幕、英語字幕、中国字幕のいずれかを表示しながら映画を楽しめる優れもの。本年度末からは、全国100館の映画館でレンタルを開始する予定です。

『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』は、2020年1月17日からユナイテッド・シネマ豊洲にて公開されます。

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最終更新:11/12(火) 17:00
ニッポン放送

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