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【東スポ杯2歳S】超良血アルジャンナ 課題は旺盛な前進気勢

11/12(火) 21:47配信

東スポWeb

【東京スポーツ杯2歳S(土曜=16日、東京芝1800メートル)特捜班の注目馬】東スポ杯を見ずして来年のクラシックは語れない!! 2歳重賞屈指の出世レース、GIII第24回東京スポーツ杯2歳Sが16日、東京競馬場で行われる。今年も超良血馬、話題馬が集まる中で目が離せないのがキャリア1戦ながら超凡な素質を秘めている好素材。“三種の神器”を持つ馬は――。

「ノーザンファーム生産馬で池江泰寿厩舎所属」

「米GI馬を母に持つディープインパクト産駒」

「セレクトセール落札価格は1億7000万円」

 アルジャンナは入厩前から話題になっていた超良血馬だ。当初は8月4日の小倉新馬戦(芝1800メートル)に出走予定だったが抽選除外。この一件が結果的にファンの期待をより高める結果に…。仕切り直しとなった9月8日の阪神芝内2000メートル戦は5頭立てということもあり単勝1・1倍という断然人気となった。

 レースは5ハロン通過65秒2という超スローペースを最後方から進む。頭を上げて若さを見せるところもあったが、折り合ってからの走りはスムーズで直線ではあっさり抜け出した。

 それでも鞍上の川田は「まだまだ競馬で能力を出すには至っていません。これから競馬で能力を出せるように時間を過ごしていければと思います」とコメント。「調教での動きを考えればもっとはじけると予想していましたが…。初めての競馬でうまくためをつくることができなかったですね」とは兼武助手。辛口のジャッジだが、これは同馬への期待の大きさの裏返しでもある。

 数字は正直だ。出色なのは11秒5―11秒1―11秒4のラスト3ハロンの高速ラップ。その流れをノーステッキで楽々と突き抜けて上がり最速33秒6。しかも、レースは調教の延長線上にあるような、極めてソフトな内容。非凡な素質の一端を見せただけにすぎない。

 中間は滋賀県のノーザンファームしがらきで放牧。帰厩後は順調に調教をこなしている。「繊細なところがあってカイ食いがもうひとつですが、まず順調に乗り込めています」と兼武助手。その言葉通り、10月31日、今月7日と栗東ウッドの追い切りでは併せた先輩のシロニイ(3勝クラス)を子供扱いしている。

「稽古で川田騎手に乗ってもらったのですが、行きたがる気持ちが強く、抑えるのに苦労していましたね」と兼武助手。現在の一番の課題はその旺盛な前進気勢だろう。その爆発的な末脚を生かすには、気性面での成長が今後の大きなカギになる。そのためにも「まずはいろいろな経験をして競馬を覚えてほしい」。池江調教師も「初戦は暑い中で体力を消耗して、調教の素晴らしさが出なかった。今回の東京コースを経験して、先につなげてくれれば」。

 今回の東スポ杯も、アルジャンナにとっては重要な“教材”のひとつなのかもしれないが、陣営が来年の5・31日本ダービーをしっかりと見据えているのも確かだ。

最終更新:11/13(水) 21:57
東スポWeb

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