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FC東京の好調の理由は「一体感」石川直宏CCが目指す理想のクラブ像とは?

11/12(火) 11:31配信

REAL SPORTS

FC東京を象徴する選手として長く活躍し、ファンから愛され、選手たちからも多くの信頼を集めるレジェンド、石川直宏。現在は、2017年シーズンまで現役プレーヤーとして活躍していたFC東京の「クラブコミュニケーター(CC)」という立場で活動しているが、“選手”の時も、“クラブスタッフ”となった今も、彼の根っことなっている想いは変わらないという――。

空っぽになって湧き上がってきた、FC東京への想い

――現在、FC東京の「クラブコミュニケーター」として活動されていますが、具体的な役割について教えてください。

石川:クラブの普及活動が中心です。クラブや外部から声がかかることもあれば、自分から動くこともあります。最近だと、「東京ガスカップ ジュニアサッカーフェスティバル」(編集部注:FC東京が主催する、ジュニアを対象としたサッカー大会)というイベントを御殿場で開催しました。会場の設営をしたり、どのような人が来てどのようなことを行っているのかを知ったり、どういったところに価値があって、それを次へどうつなげていくか。その先々のイメージを持つための機会として、現場で活動しています。

――これまでにない特殊なポジションですよね。クラブコミュニケーターとして活動するまで、クラブとはいろいろ話し合いもされたのですか?

石川:現役時代は、引退して自分が何をするのか正直考えていませんでした。ケガが長引いて復帰まで2年半くらい時間がかかって、当時はとにかくピッチに立つこと以外はないと思っていたので。そうやってずっとプレーし続けるためにやってきましたけど、全部出し切ったので、空っぽになったんです。そこで初めて「次、どうしようかな」と考えるようになりました。空っぽになったら、こういうことをやりたいなとか、こういうことしたらもっとクラブが強くなるんじゃないかとか、自分がこのクラブでもっと自分らしさを発揮できることはあるんじゃないかなっていうのがばーっと出てきて。それを社長(大金直樹代表取締役社長)にすべて伝えました。
 もちろんFC東京から離れて仕事することも考えましたけど、自分の中では、このクラブで長くやってきたから貢献したいという気持ちが強かったですし、何よりもこのクラブをもっと強くしたい、強くできるという想いが湧いてきて。それを聞いて社長がいろいろ考えてくれて、“クラブコミュニケーター”という肩書き名が挙がりました。

――クラブ側も、石川さんの想いを受けて、これまでになかった役割を作ってくれたんですね。

石川:はい。ただ自分の中ではプレーと同様で、ピッチの中でも外でも、自分をどうやって表現して、貢献するかということを常に考えながらやってきたので、フィールドが変わるだけであって(現役時代と)違いはないかなと。まずは自分がプレーをするための状況や、仲間を知るということを、立場が変わっても同じようにやっています。行き着く先は「クラブの価値をどのように高めて強くしていくのか」ということなので。

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最終更新:11/12(火) 15:19
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