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新天町名店街にライオン! アートで商店街を盛り上げ【宇部】

11/12(火) 14:09配信

宇部日報

トリックアートの技法、アーティストで塗装業の木村さん

「ガオーッ!」。店舗を仕切る塀に描かれたライオンは、今にも飛びかかってきそうなほどリアル。山口県宇部新天町名店街には先月初旬から動物の壁絵が次々と出現し、店主や通行人を驚かせている。


 壁絵は青い小鳥が入った鳥かご、配管を尻尾に見立てたサルなどさまざま。目の錯覚で絵を立体的に見せるトリックアートの技法で、アーティストで塗装業の木村和紀さん(42)=宇部市風呂ケ迫町=が描いた。
 市などでつくる実行委員会が主催する「まちなかアートフェスタ」の関連行事として、同フェスタが閉幕する24日までに商店街に大小15点を完成させるという。
 店主の意見を聞きながら、スプレー塗料やペンキを使って、店の特徴を取り入れた絵柄に仕上げる。ライオンの壁絵は名店街アーケード西側の和風居酒屋「一茶」の塀。同店が提供するイノシシ肉の料理にちなんで「獅子(しし)」を題材にした。
 完成までに2週間を費やしたのが、四角い額縁から何匹ものオウムやインコが飛び立つさまを描いた縦3メートル、横4メートルの大作。鶏料理専門店「オー!チキン」の壁絵にあり、アーケードの外からも目立つ。
 「鳥を手のひらや肩に乗せるようにして、写真撮影を楽しむお客さんが多い。その想像力にこちらも驚かされています」と、同店スタッフも壁絵が生み出した思わぬ集客効果を喜ぶ。
 木村さんは福岡県北九州市出身。広告制作に携わりながら、街をキャンバスに見立てて絵を描く「ストリートアート」に取り組み、35歳で妻の実家がある宇部市に移り住んだ。「特に若者世代に興味を持ってもらい、アートの力で少しでも商店街を盛り上げられれば」と話している。
 総仕上げとして最終日の24日午前11時から、FMきらら近くで子どもたちと巨大壁絵を完成させる。

最終更新:11/12(火) 14:09
宇部日報

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