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至近距離のカウンターで料理人の妙技に酔う。“居酒屋以上”の和食店

11/12(火) 6:34配信

食べログマガジン

目印は歌舞伎座。わかりやすい場所で隠れ家的店づくりを実践

東京都中央区銀座4丁目11番9号。店名を頼りに歌舞伎座裏の通りを歩けば、どこか隠れ家的な「歌舞伎座裏 まさし」とおぼしき店が見つかる。

ただ、目印は入り口そばにひっそりと置かれた店名入りの行燈のみ。そのため、うっかり見落とさないよう、ちょっとばかり注意が必要だ。築35~40年と言われる一戸建てを店舗にした、この和食店。“居酒屋以上、割烹未満”の使い勝手のよさで評判を集める、いま注目の店である。

店名入りの行燈が唯一の目印。分かりやすい場所にある、見落とし注意の店だ。
店主の加藤将史さんは、最初の1年は中華料理店、それ以降の16年は和食畑一筋に働き、今年6月に満を持して独立を果たした。独立前に料理長を務めていた店は、銀座の客単価6000~7000円の和食居酒屋で、魚の仕入れで築地市場に通ったことで魚の目利きのおもしろさに開眼。

街の雰囲気にも惚れ込み、独立するなら築地のそばがいいと現在地を選んだのである。見つけた物件は銀座と築地に挟まれた東銀座エリアの、2階建て店舗。1階を9席のカウンター席、2階を10席のテーブル席に仕立て、2階は一日一組限定で使用している。

2階は最大10席のテーブル席。一日一組限定で、室料もなく気軽に利用しやすい。

2種のおまかせコースとアラカルトの、使い勝手のよい二本柱がうれしい
さて、提供する料理だが、2種の「おまかせコース」とアラカルトで構成し、客の9割以上がコースを注文する。コースは8500円のものと、6500円の「軽めのコース」からなり、前者が食事利用、後者が飲酒利用と、目的に合わせて使い分けがきく点も喜ばれている。特に、店側が食べてほしい料理を盛り込んだ8500円のコースがオススメで、内容は「お出汁」「握り」「旬野菜」「お造り」「もち豚ぎょうざ」「炭焼きお魚」「フルーツの白和え」「炭焼きお肉」「炊き込みご飯」そして「甘味」の全10品。

周囲に1万円超えのコースを提供する店が多いと感じた加藤さんは、それよりもカジュアルに、でも、クオリティでは負けない内容に仕立て、“居酒屋以上、割烹未満”のコンセプトを打ち出したのである。その気どりのなさが受け、客層は30~40代と和食店にしては若く、中でもカップル客が中心に。料理も若い世代の客が魅力を感じる要素をひと工夫。内容はその時々で異なり、季節の移ろいを楽しませている。

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最終更新:11/12(火) 6:34
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