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障害があっても自分らしく生きるために必要なこと 岩崎兄弟が大学で展示と登壇

11/12(火) 17:12配信

BuzzFeed Japan

筋肉が徐々に衰えていく難病・筋ジストロフィーと生きる岩崎健一さん(50)、航さん(43)の兄弟が10月、「東北文化学園大学」(仙台市)の学園祭で絵と詩の兄弟展を開き、地域での自立生活をテーマとしたシンポジウムにも登壇した。

二人とも人工呼吸器や生活の全てに介助が欠かせないが、2018年6月、画詩集『いのちの花、希望のうた』(ナナロク社)を出版し、多くの読者に力を与えている。

重度障害があっても地域で介助を受けながら生活する人は増えているが、介助者不足や、公的介助の支給時間を決める行政の理解不足などの課題は多く、社会に理解を広げようと企画されたイベントの一環だ。

今は仙台市の実家で両親と共に暮らし、一人暮らしを目指す詩人の航さんは「自分らしい生活を続けるためには介助者さんが欠かせない。関わりを得て生きることが必要」と語り、

病院で暮らす健一さんは、「重度の障害を持っている人が必要十分な介護を得て、命を輝かせて生きることこそが真の心の自由であり真の自立であると思います」と述べた。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

自分らしく生きるために 当事者の「生」を知る

医療や福祉の専門職を育成する同大学医療福祉学部と、重度障害者の地域生活を支援する特定非営利活動法人「境を越えて」が共済したイベント「『生』を支える人と社会、一緒に考えてみませんか?」の一環として開かれた。

10月19、20日に開かれた兄弟展では、健一さんがパソコンで描いた花の絵を30点、航さんが地域で介助を得ながら暮らすことをテーマに選んだ五行歌や詩33点を選んで展示した。

ほかに、現役ヘルパーでALSの母親を介護した経験のある写真家の柏原絵美さんが撮ったALS当事者の写真展も開かれた。

それに加え、10月20日には、人工呼吸器ユーザーが地域で暮らす姿を映したドキュメンタリー映画『風は生きよという』の上映と、この映画の監督、宍戸大裕さん、岩崎兄弟、ALS協会宮城県支部長の長尾有太郎さんやヘルパーの学生らが登壇したトークショーも開かれた。

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最終更新:11/12(火) 17:12
BuzzFeed Japan

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