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お金が貯まる体質になるコツって?貯蓄するときのポイント

11/12(火) 18:10配信

ファイナンシャルフィールド

前回まで2回、「お金の貯まる体質」になるコツについてお伝えしました。「家計のキャッシュフローと将来の目標」を把握することで「お金を使う目的だけでなく、お金を使わない目的も意識すること」の重要性と、さらになかなか手を付けにくい「固定費」を削減するヒントをご理解いただけたと思います。

もちろん、それぞれの家計で状況は違いますので、すべての人に当てはまるとはいえませんが、これだけ意識するだけでもだいぶ違ってくるはずです。今回はお金の貯まる体質になるための仕上げとして、「まず貯蓄分を差し引く」ことについてお伝えします。

損を避けたがる人の「心理」

「行動経済学」という学問があります。2002年にこの分野でダニエル・カーネマンとバーノン・スミスという学者が「行動経済学と実験経済学という新研究分野の開拓に貢献した」として「ノーベル経済学賞」を受賞しました。カーネマン氏はもともと心理学者ですので、受賞したのが「経済学賞」というのがおもしろいと思います。

それまで人間の経済活動は合理的な判断に基づいて行われると考えられてきたものの、実際には「心理」が深くかかわっていると考え、さまざまな実験などを行い観察された事実を経済活動の分析に取り込んでいくのが「行動経済学」です。

詳細をご紹介することはしませんが、人は心理状況によって必ずしも「合理的」とはいえない行動をします。人がお金を使うときの心理状態はさまざまなものに影響されます。身近な例を挙げてみましょう。

ほとんどのネットショッピングのテレビ番組では、はじめにある商品が非常に良いものであることをアピールします。価格は最後に発表されますよね。

しかも、「いつもなら2万9800円のところ、今だけの特別に1万円引きの1万9800円!」などと一度は発表します。「さらに、今ならさらにこの番組を見た方だけに便利な付属品をお付けしちゃいます!限定1000点のみの特別価格!これはもう今買うしかないでしょう!」などとお得感をアピールします。

この時、人間の心理はどのように変化するのでしょう。まず2万9800円という価格を聞いて「これだけの機能がついてこの価格ならまあ納得だな」と感じるかもしれません。

さらにそこから1万円引きの1万9800円になると聞いて「おっ!この値段なら買っても良いかな。しかも今だけの特別価格、ここで買わないと損かも」などと感じます。さらにおまけもついてダメ押しです。

最初に2万9800円の金額を示すのは「アンカリング効果」という人間の心理を突いたものです。アンカーというのは「錨(いかり)」のこと。もともとの値段を意識させ、安い価格を提示することで安さが強調されて伝わるようになります。

さらに「期間限定」「数量限定」や「おまけ」がつくと「今買わないと損するかも」と感じさせます。人は得することによる喜びよりも損することの痛みをより大きく感じるという「プロスペクト理論」によって購買意欲を刺激されるわけです。

こうしたネットショッピングで買い物をしたことがある人も多いでしょう。そして、その商品が届いた後、「つい買っちゃったけどそんなに必要じゃなかったな」などと感じ、結局ほとんど使っていないというものもあるのではないでしょうか。

筆者自身もかつて、わかっていても買ってしまうことがありました。世の中には「何とか買ってもらおう」とする誘惑がいろいろなところにあり、お金があればついつい使ってしまうのも当然のことだと思います。

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最終更新:11/12(火) 18:10
ファイナンシャルフィールド

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