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世界との差はなくなりつつある!? TOTOで見えた日本女子ツアーの現在地

11/12(火) 18:31配信

みんなのゴルフダイジェスト

米女子ツアーと日本ツアーの共催試合「TOTOジャパンクラシック」では、優勝した鈴木愛をはじめ、米女子ツアー選手が参戦するなかで日本人選手たちも上位に食い込む活躍を見せてくれた。「日本女子ツアーと米女子ツアー、今やその差はそこまで大きくないと思います」というのはプロゴルファー・中村修。さっそく詳しく聞いてみよう。

今季6勝目!鈴木愛のドライバー連続写真

飛距離の差が少ないことが大きい

日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」は、鈴木愛選手の優勝で幕を閉じました。トータル17アンダーで2位とは3打もの差をつけての勝利です。

畑岡奈紗選手、横峯さくら選手を含む43名の米女子ツアーメンバーと、日本女子ツアーの賞金ランク上位35名の総勢78名が参戦した今回の試合。世界レベルの舞台で優勝をつかんだ鈴木選手の実力ももちろんですが、小祝さくら選手、菊地絵理香選手の両名が6位タイ、13位タイに渋野日向子選手、16位タイに来季から米女子ツアーに主戦場を移す河本結選手と、日本女子ツアーの面々も健闘を見せてくれました。

今年8月に行われた「AIG全英女子オープン」で、渋野選手が日本人史上2人目の海外メジャー制覇を成し遂げたことに加え、今回の鈴木選手の優勝や上位に食い込んだ選手たちの活躍を見ると、米女子ツアーと日本女子ツアーの差はそこまで大きなものではないと感じさせてくれました。

その大きな要因は「飛距離の差が大きく開いていない」ことにあると思います。

PGAツアーと日本男子ツアーのレベルに大きな差があると言われるのは、PGAツアーメンバーがキャリーで300ヤード飛ばすドライバーショットと、高い弾道と飛距離に加えてピンポイントで狙えるアイアンの精度を持っているからです。

実際、日本開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」で上位に食い込んだ日本人選手は、タイガー・ウッズと優勝争いを繰り広げた松山英樹選手だけでした。松山英樹選手は、日本人ではありますが、いまやPGAツアーのトップ選手と呼ぶほうがしっくりきます。

米女子ツアーにも飛ばし屋はいます。TOTOにも出場したレクシー・トンプソン選手は、今大会3日間で平均276.17ヤードと圧倒的な飛距離を見せてくれました。その一方で、TOTOで2位だったキム・ヒョージュ選手を見てみると、3日間の平均飛距離は227.83ヤード。決して飛距離でアドバンテージを得ているわけではありません。優勝した鈴木選手も3日間平均241.50ヤードです。

もちろん飛距離が出るに越したことはありませんが、現状の日本人選手たちが飛距離面で米女子ツアーの面々に見劣りするということはないでしょう。それよりも重要なのが、ショットの正確性や、アプローチやパッティング、いわゆるショートゲームの技術。今回優勝した鈴木選手も、パットを含めたグリーン周りがとくに上手い選手ですよね。

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最終更新:11/12(火) 18:31
みんなのゴルフダイジェスト

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