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自動車保険の「ドラレコ特約」とは 証拠が残る自己防衛方法

11/12(火) 19:21配信

ファイナンシャルフィールド

最近、毎日のように自動車事故関連のニュースが流れます。高齢者ドライバーの逆走事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故、長時間労働による居眠り運転の事故、事件としても取り上げられている「あおり運転」など、自動車事故に関する報道のない日はない、と言っても過言ではないでしょう。

自動車の事故で、急速に関心が高まり始めたドライブレコーダー(以下、ドラレコ)。自身で購入するドラレコの本体とは別に、「自動車保険にドラレコ特約を付ける」という新しい損害保険が広がっています。今回は、ドラレコ特約についてお伝えいたします。

ドライブレコーダーとは?

近年の自動車事故の報道では、ドラレコの録画映像が流れることが多くなりましたので、多くの方がその存在を知っているのではないでしょうか?

しかし、発売当初はタクシーやトラックなど事業用自動車への装着が中心でした。このドラレコが自家用車に広がり始めたのは、2017年(平成29年)に起こった「あおり運転」の事故が大きな起因となったのではないでしょうか?

ドラレコは交通事故の瞬間に「何が起きたのかを事後に客観的に把握できる形で記録する装置」で事故や事件を解明し、結果的に自分自身を守ることができるものとして注目されています。

事故を起こした際に当人同士の争いがある場合、警察がドラレコの映像の提出を任意で求めたり、差し押さえたりすることがあります。また、警察では、その他の事件捜査にもドラレコの映像が利用されているようです。

自動車保険に付帯できる「ドラレコ特約」とは?

自動車事故の状況を客観的に判断するためには、事故の起きた瞬間と、その前後状況を知ることが必要です。ドラレコがない場合は事故の当事者や目撃者、自動車の破損状況などから保険の負担の割合などが決定されていました。

この場合、例えばあおり運転などによる事故や、事件になっていないものに関しては、泣き寝入りしなければならないこともあります。

ドラレコの画像・映像は、撮影された事故当時の状況を証拠として使用できます。そのため、保険会社は自動車保険にドラレコ特約の付加を開始しました。

保険会社によってドラレコ特約の内容は異なりますが、主な特徴は、
(1)ドライブレコーダーの貸し出し(保険料に含む)
(2)月額保険料は650円から850円
(3)事故の際に自動で保険会社の自己受付センターなどに連絡がいく
(4)事故の際に事故動画(映像・音声)が自動送信される
(5)音声通話機能つきのドラレコで自動通話ができる
(6)GPS機能で事故現場の位置報告が不要
となっています。

自分でドラレコを購入して取り付ける場合は、(2)から(6)の作業をすべて、事故の緊急事態のときに自分自身で行わなければなりません。

(3)事故の際の自動連絡は、安否確認と警察・救急への通報を行ってくれるだけでなく、必要に応じてロードサービスの手配まで行ってくれます。これらが事故の直後に自動で行われることを考えると、かなり便利な保険であるのではないでしょうか?

さらに、多機能ドラレコの場合は、ドラレコから得られた運転データ(急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルの発生頻度など)に基づいた運転診断レポートを、毎月(保険会社によっては毎回、毎年など)提供しています。

また、運転データは点数評価され、全国平均、同年代平均などの評価と比較されることで、客観的な運転技術の把握ができます。それらを利用することで運転に自信がない人や、無意識に危険な運転をしてしまいがちな人の事故防止にもつながります。

高齢者ドライバーの自己管理や、子や孫が親・祖父母の運転レベルを意識し、把握しておくことにも役立ちます。

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最終更新:11/12(火) 19:21
ファイナンシャルフィールド

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