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断水現場の今…住民の備えは

11/12(火) 19:54配信

静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

 函南町と熱海市で起きた断水は8日間続き、住民の生活に大きな影響がありました。水道管が壊れた現場はその後、どうなったのか取材しました。
(県企業局東部事務所・小南嘉宏柿田川支所長)「今回の台風で破断した水道管です。(まだ工事が進んでるんですね。)まずは水道管を繋げるのが優先だった。」
 1カ月前、伊豆に上陸した台風19号では、県内に初めて大雨特別警報が発表され、浸水などの被害が相次ぎました。函南町では土砂崩れで水道管が壊れ、熱海市と函南町で最大約1万世帯が断水しました。水道管が壊れた現場を11日、訪ねました。
(県企業局東部事務所・小南嘉宏柿田川支所長)「今砕石があるが、水道管はもうこの下に埋まっている。」
 新しい水道管は以前のものよりも強度を増した上で、台風の前と同じ位置に埋設されました。県は台風の後、周辺の市・町のすべての水道管を点検しました。点検の結果、異常はありませんでしたが、土砂崩れで水道管が壊れる被害は想定外でした。
(県企業局東部事務所・小南嘉宏柿田川支所長)「同じような災害が起きそうなリスクがありそうな場所を特定して対策をしていく。」
 函南町に住む山崎多紀子さんです。熱海市に住む母親を介護しています。その母親の家が断水しました。
(山崎多紀子さん)「便利さに慣れている生活が当たり前に考えていたので、水が出ないだけでも、つい水道の蛇口をひねっちゃってね。大変でしたね。」
 断水の間、母親の家で生活をしていた山崎多紀子さんは、自分の家でも続けていることがあります。
(山崎多紀子さん)「断水を体験以降、自宅のお風呂のお湯を入る寸前まで貯めておいてお風呂に入る時に入れ替えるようにして常にお風呂には水が溜まっている。元々防災意識は高い方だとは思っていたが、行動に移すことがなかった。」
 今回、熱海市内で最も長い間断水した西熱海地区です。民生委員の安部道子さんは断水の間、どんな不安や問題があったか、高齢者を中心に住民への聞き取り調査をしています。
(安部道子さん)「聞き取りして何が一番困ったか聞いたら、やっぱり水運び(が重くて大変)」
(西熱海本町町内会・田中博副会長)「雨が降った時に老夫婦が傘さしてコロコロを転がして(水運びをしている)姿を見たらちょっと考えちゃった。」
 新たな地域の課題も見えてきてました。
(安部道子さん)「断水だけじゃなくて、避難しなければないという時も近所の方々とみんなで助けあっていかなければ間に合わない。」
 台風19号から一カ月。住民は大きな危機感をもちました。次の災害にどう備えるのか。記憶が新しいうちに少しでも対策を進めようとしています。

静岡放送(SBS)

最終更新:11/12(火) 19:54
静岡放送(SBS)

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