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【プレミア12】元オリ監督が見た侍Jの収穫と課題 周東には「待ってました」とのコメントを…

11/12(火) 11:41配信

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元オリックス監督の森脇氏が侍ジャパンのスーパーラウンド初戦を解説

■日本 3-2 オーストラリア(プレミア12・11日・ZOZOマリン)

 野球日本代表「侍ジャパン」は11日、ZOZOマリンスタジアムで「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)スーパーラウンド初戦オーストラリア戦を戦い3-2で逆転勝利。鈴木の3試合連続ホームラン、大仕事をやってのけた代走・周東……。ソフトバンク、巨人、中日でコーチ、そしてオリックスでは監督を務めた森脇浩司氏は初戦を制した侍ジャパンの“収穫”と“課題”を語った。

【動画】「他の国のチームでは決して真似出来ない」 大仕事をやってのけた周東が見せた“神足”の実際の映像

 国際大会はどんな形であれ勝利が絶対条件になる中、素晴らしい逆転勝利だった。この試合で私が感じた3つのポイントを挙げたい。まずは代走・周東と源田のセーフティバントで追いついた7回だ。プレッシャーのかかる場面で2つの盗塁を決めたのは見事だった。三盗は二死からではあったが足の速い源田が打者だっただけに状況判断が出来た大きな意味を持つものとなった。

 だが、欲を言えば、もう1つ早い段階でチャンスを作れたかもしれない。また、試合後のコメントに注目してみたが、源田のセーフティバントに「びっくりした」とあったが「待ってました」とのコメントを聞きたかった。いや、これも周東のかく乱なのだろう。いずれにせよ、全てのプレーが想定内である準備こそ他国を上回る日本の長所であり、武器だと信じるからである。

 情報は多い方が良い。大事なのは処理能力でデータには頼ることなく活かすだ。例えば、2番手で投げたモイランはクイックタイムがツーシームで1.36~45、スライダーで1.47、牽制タイムが0.95~1.01、しかも一塁手が左でタッチゾーンに投げ切れる牽制巧者、逆を突かれるとアウトになる。ウィルキンスは牽制が1.08~1.15、しかもタッチゾーンに来る確率は極めて低い。先発のルジックも同様だ。早目の継投が通例の国際大会、スモールベースボールを信条とする日本ならではというプレーが見られた。1回無死1塁で鈴木が初球に盗塁を試みた。大舞台は個人のアイデアではなくチームとしてのアイデアが大事だ。用意周到の上、今後もチャレンジしてもらいたい。

 こんな話を紹介しておこう。以前カリビアンリーグを視察した時、2試合で2死三塁というケースが四度あり、2度セーフティバントを試みる場面があった。1点を取る為に確率を考えれば決して珍しいプレーではない。オーストラリアのデサンミゲルは優秀な捕手だ。4回2死二塁、打者・近藤で2-0となったところで投手に確認に行った。

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最終更新:11/12(火) 16:29
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