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クラリダFRB副議長、現行の政策枠組みに「柔軟性の利点」

11/12(火) 19:31配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は12日、物価目標未達の時期を考慮して目標を上回るインフレを一定期間容認する「埋め合わせ」戦略と比較し、「現行の政策枠組みには政策措置の選択に当たり広範な要因や情報を評価する柔軟性を連邦公開市場委員会(FOMC)に与える利点がある」と語った。

クラリダ氏はスイス国立銀行(中央銀行)がチューリヒで主宰した会議での講演テキストで、インフレ期待を押し下げて物価を安定化させる上での金融政策の役割の議論を含め、長期金利低下の理由を列挙した。

その上で、「次の景気下降局面がいつになろうとも、2007年6月-16年7月に経験したように、米10年債利回りが390ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く低下する可能性は非常に小さいと考えられる」と述べた。

クラリダ氏は、現在の低金利環境の下で米金融当局が政策枠組みの検証を進めている点に言及するとともに、金利がゼロに近い局面でインフレ期待を定着させ、景気を支えるのに役立つ可能性のあるインフレの「埋め合わせ」戦略を特に取り上げた。

ただ、「埋め合わせ戦略の利点は、民間セクターがそれを理解し、将来の政策当局者が緩和策を維持する約束を順守すると信じることに大きく左右される」と指摘した。

原題:Clarida Says Fed’s Current Framework Has Benefit of Flexibility(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Alister Bull

最終更新:11/12(火) 19:31
Bloomberg

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