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低濃度でも逃がさない、二酸化炭素を吸って吐くバッテリーが地球を救うかも

11/13(水) 10:30配信

ギズモード・ジャパン

温暖化対策待ったなし。待たされっぱなしだけど。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「1.5℃特別報告書」によると、今世紀末における産業革命前からの気温上昇を1.5℃未満に抑えるためには、二酸化炭素排出量を実質ゼロにしたうえで、大気中から二酸化炭素を回収して貯留または再利用する必要があります。

しかし、すべての国がパリ協定の目標を達成したとしても、21世紀末には世界平均気温が最大で3.7℃上昇するといわれています。

お先真っ暗な話題ばかりの温暖化界隈に、一筋の光を与えてくれる新技術をマサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したといううれしい知らせが。

空気から二酸化炭素を吸収して放出するバッテリー

同大の研究チームが科学誌Energy and Environmental Scienceに発表した論文によると、新技術は200~400平方cmほどのシートを重ねた特殊なバッテリーを用いて、充電中に電極を通過する空気から二酸化炭素を吸収して、放電の際に放出するのだとか。

これまでにも、Direct air capture(DAC)と呼ばれる大気中から直接二酸化炭素を吸収する技術や、二酸化炭素を閉じ込める岩、二酸化炭素を回収するエアコン室外機などが登場していますが、コストや規模などの問題から実用化レベルに至るまでにはまだまだ遠い道のりが待っています。

「今回の新技術も同じようなものなんじゃないの?」と疑いの眼を向けてしまいそうになりますが、このMITによる二酸化炭素を吸って吐くバッテリーには、今までの技術よりも期待できる大きな理由があるのです。

新技術のどこがすごいの?

これまでの技術では、空気やガスの流れから二酸化炭素を回収するためには、火力発電所や工場から排出されるような高濃度の二酸化炭素が必要でしたが、このバッテリーは現在大気中に存在する400ppmレベルの二酸化炭素しか含んでいない空気からも回収が可能とのこと。

また、熱や圧力、化学物質などを用いることなく二酸化炭素を回収・放出できるのも革命的と開発者は述べています。そして電極に使用されるシート(は、開発が進めば新聞紙を刷るような製造プロセスで大量に生産できるようになるため、費用対効果も高くなるのだそうです。

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最終更新:11/13(水) 10:30
ギズモード・ジャパン

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