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なぜインスタは2020年の東京に注力するのか ── トップ発言「競合はTikTok」

2019/11/13(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

東京に国外初の開発拠点

2019年夏には、アメリカ国外初の拠点として、東京に開発チームを設置した。現在少しずつメンバーが移籍している途中で、エンジニアだけでなく、デザイナー、リサーチャー、マーケターなどが常駐する予定だという。

東京拠点では、日本市場の分析や日本版アプリへ機能を反映させるだけでなく、それをどのように日本国外のインスタグラムへフィードバックさせるかについても検討したい、とモッセーリ氏は語る。

11月11日の会見では、東京都と共同で実施するキャンペーンも発表した。11月から3月(予定)のキャンペーン期間中に東京でアプリを開くと、「#MY TOKYO IS _____」という東京限定のスタンプが現れ、シェアできるようになる。自治体と共同でキャンペーンを打つのはインスタグラムにとっても初めての試みだとモッセーリ氏は語る。

「10代ファースト」競合TikTokとどう戦うか

2017年には「インスタ映え」が流行語大賞を受賞し、すでに日本の10~20代が使うSNSとしては盤石の地位を築き上げているインスタグラム。一方で、2018年頃からは中国初のショートムービーアプリ「TikTok」が大流行するなど、競合も生まれている。

TikTokを競合として認識しているか、とモッセーリ氏に尋ねると、現在もっとも強い競合の一つがTikTokで、アメリカ・日本でもその動きを注視しているが、特にインドでの市場競争が激化している、と明かしてくれた。

「TikTokを使う動機には二つあると思っている。一つは、TikTokで(面白い、可愛い)動画を作って(別のアプリで)友だちにシェアしたいという動機。もう一つはTikTok上でインフルエンサーになりたい、というもの。我々がすべきは、これらのユースケースのニーズを理解し、そのニーズを満たすことだ」

移り変わりの激しいSNS界でも、“王者”として君臨し続けてきたインスタグラム。モッセーリ氏は特にその戦略を「10代オンリーではないが、10代ファースト」と明言する。

「インスタ映え」に次ぐ、世界を席巻するインスタカルチャーは、日本発の機能から生まれるのだろうか。

(文・写真、西山里緒)

西山 里緒

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最終更新:2019/11/13(水) 23:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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