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「いま日本は……」楽天証券、Origamiが香港Fintech Weekで世界に問いかけたこと

11/13(水) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

デモ隊と警察との衝突が再び激化している香港で、先週11月4日から8日まで「香港FinTech Week(香港フィンテックウイーク)」が開催された。

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11月6日と7日には香港や海外のフィンテック企業が多く出展。日本からは、楽天証券の楠雄治社長や、Origami Pay(オリガミペイ)を展開するOrigami(オリガミ)の康井義貴社長、FOLIO(フォリオ)ホールディングスの甲斐真一郎会長らが登壇し、日本国内でのフィンテックの現状や展望を議論した。

楽天証券の楠社長はモバイル事業について言及

楽天証券の楠社長や、投資サービスのFOLIO(フォリオ)ホールディングスの甲斐会長らが登壇し、「Making your Money Work for You」というテーマで議論。

議論の中で楠社長は、第4のキャリアとして自社回線によるサービスを始めた楽天モバイルとのシナジーについて、踏み込んだ言及をしていた。

「楽天グループは日々、カスタマーのトランザクション(決済を含むやりとりの)データを日々集めています。また、eコマース、インターネットサービスやフィンテックサービスなどといったデータを持っている。ちょうど楽天は、スタートしたモバイルビジネスを通して、行動データを集め、それとトランザクションデータを結びつけ、楽天カードのデータなどと整理し、これらのビッグデータをAI等を使って分析します」

楽天経済圏におけるデータビジネスの促進についてはこう説明する。

「我々はAIやデータサイエンティストを抱えていて、グローバルにリサーチしている。アメリカ、ヨーロッパ、インド、中国、日本の多くのエンジニアを抱えている。(今後は)グループとして、データを結びつけたサービス、全てのサービスにビッグデータサービスを活用して促進していく」

Origamiの康井社長、海外展開は「ステップ・バイ・ステップ」

Origamiの康井社長は韓国のモバイル送金サービス「Toss」のイ・ スンガンCEOと登壇し、日本と韓国それぞれのフィンテック事情について紹介していた。セッション終了後に取材に応じた康井社長は、今回参加して良い感触を得たようだ。

「香港のフィンテックは元気がなくなっていると聞かされたんですが、実際に参加してみて、改めて香港がアジアのハブになっていると感じました。世界中からここに(フィンテック関連の)企業や人が集まっていることで、色んな話し合いの機会の場を持つことができる。コラボするきっかけになるかもしれません」

日本のマーケットの現状については、「キャンペーン合戦も落ち着いてきましたし、僕らも加盟店にいって『QRは何?』から『あー、QRね』になった。パーセプションが変わってきた。フェーズ2に入ってきたと感じます」と見ている。

また、中国の決済大手「銀聯国際」と提携して、訪日客向けに対応している。オリガミが今後海外での展開を進めるかについては、ステップ・バイ・ステップとした。

「マーケットは中国だけではないですし、色んな国で展開できたら良いとは思っています。海外でのビジネスといっても2つある。ひとつは日本人が海外で払えるようにする、もうひとつは現地の人が払えるようにする。ただ、そこ(後者)には大きな現地の(法律や規制などの)壁がある。海外といってもステップ1、ステップ2があるとは思います」

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最終更新:11/14(木) 6:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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