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中国の一帯一路の実態はまるで悪徳サラ金業者

2019/11/13(水) 17:40配信

ニッポン放送

中国の思い描く一帯一路構想の大きさ

高橋)それくらい中国の話は大きいです。早く自分の経済圏をつくりたいのではないでしょうか。そうでないと、アメリカに締め付けられて大変ですから。

飯田)そうなれば西側諸国のドルブロックと、元ブロックで分けるということになりますね。

高橋)中国の経済力から言えば、元は国際通貨になりきっていません。この一帯一路は性急なので、失敗する確率が高いのではないでしょうか。

飯田)中国は外貨準備を抱えているとか、米国債がたくさんあるからアメリカも簡単に手を出せないと言う人もいます。しかし、一方でそのドルを担保に、一帯一路へ相当つぎ込んでいるという話もありますよね。

高橋)経済を考えるときに、自由な政治活動がなければ自由な経済活動も担保できないというのが、普通の理論なのです。中国に自由な政治活動はありません。そういうところには、健全な経済は発展しないというのが従来の理論です。これは従来の社会科学の理論ではないわけで、社会主義国で発展した国はないのです。民主主義国しかないから、中国は難しいと思います。ある程度のところまでは行くと思うし、1人頭の所得が1万ドルくらいまでは何とかなるのですが、それ以降は大変だと思います。いまちょうど胸突き八丁に近づいていて、アメリカもそれを狙ってやっているから、中国の発展は難しいでしょうね。ここには見方がいろいろとあって、中国が新境地を開くという意見もあります。

飯田)これから先は内需が大きくなるのだ、と言う人もいます。

高橋)それにしては工業化が進展しないので、限界に近づきつつあると見ています。

デジタル監視社会、貧富の差~国民が情報を知る日は来るのか

高橋)あとで国民から文句が出るでしょうね。いまのところはインターネットを全部管理しているから、情報を知らない人も多いでしょう。あの国民が情報を知るようになったら、なかなかこのままでは済まないと思います。

飯田)それを防ぐためにも、データは全部国が吸い上げる話になります。

高橋)人民元をデジタル化して、人の動きを全部監視する。普通の人であれば、そんなもの息苦しくて生活しにくいでしょう。それが中国の人にはわからないらしくて、管理するのが当たり前だと思っています。管理されない香港みたいな人が、その生活を見たら到底無理だと思うでしょう。中国に抑圧された人たちも、自由の貴さに気がついてしまうかもしれません。

飯田)自由を知った香港の人たちは、その部分を知っていますからね。

高橋)知っているから抵抗するのでしょう。香港の警察は大学にまで入って調べたのでしょう? 大学の私有地に入るということは、西側諸国では考えられません。これから香港の大学へ留学する人は少なくなるでしょうね。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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最終更新:2019/11/13(水) 17:40
ニッポン放送

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