ここから本文です

侍稲葉監督「信じている」、決勝でのサブマリン登板に含み

11/13(水) 8:04配信

西日本スポーツ

 ◆プレミア12 2次ラウンド 日本3-4アメリカ(12日・東京ドーム)

 侍ジャパンが今大会初黒星を喫した。今大会2度目の先発マウンドに挙がった高橋礼投手(24)が米国相手に4回2失点。最も警戒していた本塁打は打たれなかったものの、常にリードを許す苦しい流れのまま降板した。2次ラウンドはメキシコが3勝0敗、日本と韓国がともに2勝1敗で追う展開。日本は決勝に進めば高橋礼が再び先発する可能性もあり、チームの勝利を信じて調整を続ける。

【一覧】侍ジャパン先発予想

■一発は阻止

 日本式潜水艦が強力米国打線の前に屈した。テンポの良さが持ち味の高橋礼が、相手のペースにのみ込まれた。1点ビハインドの3回、先頭のチャタムにスライダーを見極められ、勝負にいった直球を左中間フェンス直撃の二塁打とされる。1死一、三塁とピンチが広がり、3番ダルベックへの初球だった。甘くなったスライダーを左翼線への適時二塁打とされた。

 「初球から振ってくるデータがあったのに、甘くなったのは自分の力不足。外角が強くスライダーが効果的に使えず、真っすぐも自分(打者)のタイミングで振られてしまった」

 2回も先頭打者に二塁打を打たれ、今大会8イニング目で初失点。前の試合まで今大会の出場国中最多11本塁打を放っていた打線にアーチこそ許さず大量失点には至らなかったが、4回2失点で国際大会初黒星を喫し歯がゆさを募らせた。

 国際大会初先発となった6日の1次ラウンドプエルトリコ戦では5回まで完全投球。6回1安打無失点で「絶滅危惧種」ともいわれるアンダースローの存在感を全国に示した。一層期待が高まる中、イレギュラーな調整も入念に行った。前回登板の2日後、台湾・台中で行われたチームの練習には参加せず宿舎で疲労回復に専念。中5日で登板するためには2日続けて体を休めるわけにいかず、日本へ帰国した9日は早朝からランニングなど自身の調整メニューを消化した上で台湾をたっていた。

 不完全燃焼とはいえ、この日の球数は66。稲葉監督は「また投げる機会をつくるというか、そういう場面があれば抑えてくれると信じている」と、17日の決勝に勝ち上がった場合の中4日での起用に含みを持たせた。日本が誇るサブマリンにとってもこのまま終わるわけにはいかない。「次があれば、切り替えて。短期決戦なので、どんどん得意なボールを投げる考え方でやっていく」。悲願の世界一へ、再浮上を誓った。 (鎌田真一郎)

   ◇    ◇

■建山投手コーチ「体調見ながら」

 建山投手コーチは17日の決勝まで進んだ場合に高橋礼が登板する可能性を示唆した。米国戦での投球について「自分有利のカウントに持っていけなかった。すいすいとはいかなかったが試合をつくってくれた」と評価。その上で、今後について「(16日の)韓国戦までは投げることはない。最後(の試合)は本人と相談し、体調を見ながら登板できれば」と先発、救援は明言しなかったものの起用する意向を明かした。

西日本スポーツ

最終更新:11/13(水) 8:04
西日本スポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事