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友達が「年金は早くもらった方が良いよ!お得だよ」これって本当ですか?

11/13(水) 8:30配信

ファイナンシャルフィールド

「年金はもらえるようになったら、早くもらったほうが良いよ」「もらえる金額が少なくなるのは知っているけれど、いつまで生きられるか分からないよ」

年金を繰り上げて受け取っていらっしゃる方は、口々にそうおっしゃいます。早くもらえる分、得した気になりますが、本当にそうでしょうか?

繰り上げ受給は減額される

公的年金は原則65歳から支給が開始されますが、60歳から70歳までの間で受け取り開始を選ぶことができます。

年金開始が65歳より後になると受け取る年金額が増えますが、65歳より前の場合は年金額が減ってしまいます。1ヶ月につき0.5%減額されます。

60歳まで繰り上げて受給する場合、年金額は5年×1ヶ月2×0.5%=30%の減額になります。

確かに3割減っても、65歳になるまでは繰り上げでないと受け取れないので得でしょう。しかし、その減額された年金額が一生涯続くため、ある時点からは繰り上げないほうが受け取る総額が多くなります。

65歳で受給できる年金額をA円、65歳からの年数をXとすると、
0.7A(5+X)=AX  X≒11.7
となるため、「65+11.7=76歳9ヶ月」以降は、65歳から受け取りを開始した場合の総受給額のほうが多くなります。

平成30年の簡易生命表によると、日本人の平均寿命は女性87.32歳、男性81.25歳。76歳9ヶ月から4年~10年ほどあります。長生きすると繰り上げによる減額が大きく影響します。

ところで、繰り下げの場合は1カ月につき0.7%の増額です。

70歳まで繰り下げれば5年×12ヶ月×0.7%=42%となるので、同様に、
AX=1.42A(X-5) X≒16.9 
となるため、「65+16.9=81歳11ヶ月」以降は、70歳まで繰り下げた場合の総受給額のほうが多くなります。

その他にも、繰り上げ受給のデメリット

繰り上げると早く年金を受け取ることができますが、減額の他にさまざまなデメリットがあります。

まず、前述のとおり、減額された年金を一生涯受け取ることになります(振替加算がある場合は、65歳になると振替加算分が増額されます)。繰り上げ請求をして受理された後で、取り消しや変更はできません。

国民年金の加入期間が40年なく満額を受け取れない場合、任意加入をして65歳からの年金額を増やすことができますが、国民年金に任意加入の方は繰り上げできません。繰り上げ請求後に任意加入はできません。

また、1人1年金が原則です。もし、繰り上げた後で障害を負って障害年金が受け取れる状態でも、障害年金を受け取ることができません。

繰り上げた後で、65歳より前に遺族厚生年金の受給権が発生し、遺族厚生年金を選んだ場合は、繰り上げにより減額された老齢基礎年金は支給停止されます。

65歳から厚生年金部分は有利な方法を選べますが、老齢基礎年金部分は減額されたままです。

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最終更新:11/13(水) 8:30
ファイナンシャルフィールド

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