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浸水と災害ゴミ 復旧進まないワケ 台風19号から1ヵ月

11/13(水) 19:25配信

静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

 台風19号が県内に上陸してから1カ月、浸水の被害を受けた住民は元の生活に戻るための作業に追われました。しかし、なかなか解決できない問題があります。
 佐々木薫さん「このドアのこの辺りまで水が来た。新しくする予定」
 沼津市大平地区に住む佐々木薫さんです。佐々木さんの家は1階部分が水浸しになりました。
 ヘリリポート「沼津市大平地区です。川から水が溢れだし、住宅街や田んぼが水浸しになっていしまっています」
 沼津市大平地区では、台風19号による狩野川の増水で支流が氾濫し、150世帯以上が浸水しました。佐々木さんは水に浸かった畳の部屋をフローリングに変えることにしましたが、業者の都合がつかず1カ月たっても工事が始まっていません。工事を待つ間に床や壁に変化が出てきました。
 佐々木さん「ちょっと床が沈んできてるのと、カビがところどころ」
 時間が経つにつれいたるところに白いカビが生え、床板がめくれるようになりました。1階のすべての床の張り替えとドアなどの修理をする予定ですが、工事には時間がかかりそうです。
 佐々木さん「ここが土地が低いので、次の浸水が10年後かもしれないし、来年かもしれないし、ちょっと分からない。できる限りのことは住み続ける以上しようと思う」
 佐々木さんが住む沼津市の大平地区は以前にも浸水被害があり、10年ほど前から被害を防ぐための工事が行われています。しかし、完成までにはまだ数年かかる見込みです。
 一方、伊豆の国市では処分できずにいる災害ゴミが大量にあります。
 伊豆の国市廃棄物対策課・川口浩司課長「こういう畳だと湯気が出てますけど、発酵している」
 腐敗が進んだ畳や、家電など伊豆の国市の台風19号による災害ゴミは約1000トンです。その多くが伊豆の国市の焼却施設では処理することができません。
 川口課長「これも鉄なので燃えない。これはプラスチックですけど、伊豆の国市ではプラスチックは燃やしていない」「私どもの焼却施設は2つあるが、両方とも40年以上経っている施設なので、炉に負荷がかかってしまい処理できない」
 家電などの粗大ゴミだけでなく、プラスチックや鉄などが混ざるゴミも市の施設では処理することができないため、1カ月経った今でも大量の災害ゴミが仮置き場に残っています。伊豆の国市では、来週の臨時議会で補正予算案を提出し外部に処分を委託する手続きを進める方針です。

静岡放送(SBS)

最終更新:11/13(水) 19:25
静岡放送(SBS)

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