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アタックアングル0→3.8度。石川遼は海外苦戦→予選落ちからの復調なるか

11/13(水) 18:36配信

みんなのゴルフダイジェスト

ZOZOチャンピオンシップ、HSBC選手権と海外ツアー2試合での苦戦に続き、先週は予選落ち。調子を崩した状態で過去に2度勝利を挙げている「三井住友VISA太平洋マスターズ」に臨む石川遼。その練習日とプロアマでのスウィングを、プロゴルファー・中村修が現地からレポート。

石川遼のドライバー連続写真

三井住友VISA太平洋マスターズは過去2勝と相性がいい大会

先週に比べると良くなっているという本人のコメントの通り、現地でチェックした石川遼選手は、かなり復調しているように感じました。

昨日の練習日に9ホールを共にしたアンソニー・クエイルに聞いても「遼のドライバーは安定していたし距離も出ている。2勝しているし遼に合っているコースだと思う」と話してくれました。それでも本人は「修正点はすべて」と言います。

「どうしてもドライバーに引っ張られると他がおろそかになってしまう。そこが自分の良くないところ。先週の2日目にドライバーを抜いて3番ウッド以下でプレーしたことによって、強制的にドライバーのことを考えない環境に置いたので、そこから気持ちが切り替わって、このスウィングで打てればドライバーは大丈夫かなというところまで行って、(今週)ドライバーを打ってみたら、大丈夫でした」(石川)

石川が調子を崩したのは10月初週の「トップ杯東海クラシック」の頃から。風が強かったことでアイアンでパンチショットを多用したことをきっかけに、アイアンショットが悪くなりドライバーも右へのミスが少しづつ出るようになっていったようです。

予選落ちした先週、弾道計測器のトラックマンでドライバーショットを計測すると、アタックアングル(入射角)が2連勝するなど夏場の調子が良かったころは3度アッパー軌道であったものが0度になっていたそうで、それが今回の不調の大きな原因のひとつと考えていると言います。

画像Aは昨日の練習場で計測した石川選手のドライバーショットのトラックマンデータですが、アタックアングルは3.8度と、アッパー軌道でボールをとらえられています。スピン量は2143回転/分と少なく、キャリーで300ヤードを超える数値が出せています。

アタックアングルが0度でも悪いことはありませんが、3度のアッパー軌道と比べるとスピン量は増えることで曲がりの幅も増しますし、同じ現象がアイアンショットでも起きていたとすると球筋をコントロールすることが難しくなっていたことは容易に想像できます。

とはいえ、完璧にコントロールできているというわけではなく、練習ラウンドの9番ホールでは右の林に打ち込む様子も見られました。そこから枝の下を通し、花道を使って1メートル弱のバーディチャンスにつけたショットがお見事でしたので、そのことを会見で聞いてみました。

「曲がらないことも大事ですが、曲がることを恐れる必要はまったくないと思いました。曲がったところからどうリカバリーするか。ただ、曲がることを恐れないから曲がってもいいというわけではなく、曲がることを恐れないということはありつつも、曲がらないスウィングを探求するということ。とくにドライバーでは一日一回でも曲げてしまうとダメだという感覚が今でもある。いろんなクラブがあってのゴルフなのでそこは上手く付き合ってやっていきたい」(石川)

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最終更新:11/13(水) 18:55
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