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マクラーレン・エルバ 815psのハイパーカーを発表 約2億円のロードスター

11/13(水) 19:15配信

AUTOCAR JAPAN

399台の限定で英国価格は約2億円

text:James Attwood(ジェームス・アトウッド)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
 
マクラーレンは最新のアルティメット・シリーズとして、815psを誇る2シーターロードスター「エルバ」を発表した。

【写真】マクラーレン・エルバ (10枚)

2019年の夏にAUTOCARはその一報を伝えているが、フロントガラスは備わらず、399台の限定。マクラーレンP1やセナ、スピードテールなどに並ぶトップモデルに位置し、英国での価格は142万5000ポンド(1億9950万円・税込)とアナウンスされている。

後輪駆動となるエルバは、マクラーレンが生み出してきた公道モデルの中で最も軽量だという。4.0LのV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3秒以下。0-200km/h加速ですら6.7秒でこなすとし、サーキット前提のセナより加速は鋭い。

エルバという名称は、英国イースト・サセックスを拠点にしていたレーシング・コンストラクターから来ている。1960年代のマクラーレンM1AやM1B、M1Cなど、2シータースポーツカーのベースにもなったシャシーを作っていた。

公道向けモデルの精神的なつながりを持つといえるだろう。マクラーレンはエルバという名称の利用権を取得済みだ。

マクラーレン・オートモーティブで最高経営責任者を務めるマイク・フルーウィットは、「(エルバは)、ドライバーとクルマ、構成するすべてを強固に結びつける、他に類を見ないクルマです」 と話す。

シャシーは専用設計の軽量なカーボンファイバー製。ルーフはなく、フロントガラスもサイドガラスも備わらない。

風圧から乗員を守る「AAMS」を新開発

エルバの乗員を気象条件から保護するため、マクラーレンはアクティブ・エアマネージメント・システム「AAMS」を開発し、特許も取得。フロントスプリッター内に穿たれた巨大なエアインテークから空気を吸い出し、コクピット直前のクラムシェル・ボンネットから気流を生み出す仕組み。

吐き出された空気はドライバーの上部を高速で流れ、コクピット周辺には気流の落ち着いた「バブル」のような状態が生まれるという。「AAMS」は、カーボンファイバー製のディフレクターで作動。吸い込まれた空気は、ボンネット内の多数のカーボンファイバー製の偏向板によって自動的にコントロールされる。

低速での走行時はAAMSは機能せず、気流は2基の低温ラジエターへ流され、効率を高める。マクラーレンによれば、このラジエターで7速トランスミッションのフルードを冷却することで、最高出力を高めるとしている。

AAMSにより走行時のヘルメット装着は基本的に不要。もちろん希望すればかぶることもできるし、工場オプションとしてフロントガラスも選択できるという。

マクラーレンはフロントだけでなく、コクピットの側面も可能な限り開口部の高さを下げている。横転時などに自動的に展開するロールオーバー保護システムにより、1対のバットレスのサイズも最小化され、開放感も高い。

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最終更新:11/13(水) 19:15
AUTOCAR JAPAN

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