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宝暦の一揆、演じて育むふるさと愛 能登・柳田小6年15人が稽古

11/13(水) 1:26配信

北國新聞社

 石川県能登町柳田小の6年生15人が12月6日、同校の児童集会で奥能登最大の一揆(いっき)とされる「宝暦(ほうれき)の一揆」を題材にした劇「宝暦杉の物語」を上演する。柳田地区周辺で1756(宝暦6)年に起きた一揆で、地域の歴史を学びながら物語を継承し、ふるさとへの愛着を育んでもらおうと企画された。同校児童が演じるのは初めてで、本番に向け稽古に励んでいる。

 劇は1967(昭和42)年に旧上町(かんまち)小教諭が史実を基に創作した。凶作が続く中、過酷な年貢を取り立てる十村の家を農民が襲い、獄死した7人が「宝暦義民」としてたたえられるようになった経緯を描いている。町内には宝暦義民が投獄前に植えたと伝わる町指定史跡「宝暦杉」をはじめ、悲劇の義民を慕って建てられてた石碑が数多く残る。

 柳田小での上演は物語の継承に取り組む上町公民館が働き掛けた。児童は昨年12月に町内を巡って宝暦杉や各地に伝わる宝暦義民の碑を見学し、宝暦の一揆の知識を深めてきた。

 11日はこれまで劇を上演してきた公民館と住民有志でつくる劇団「勘座(かんざ)」の3人が柳田小を訪れ、せりふ合わせが行われた。児童は物語を通してせりふを読み上げた後、勘座のメンバーが「見ている人を泣かせるよう感情を入れて話すように」「役になりきり、自信を持って演じるといい」などと助言した。

 今後、立ち稽古や衣装合わせなど週2、3回練習し、本番では保護者や地域住民を招いて発表する。十村役の岡平侑士(あつし)君は「地域の昔の様子を知ることができ勉強になる。練習を重ねて一生懸命に演じたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:11/13(水) 1:26
北國新聞社

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