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リニア、水質悪化懸念 菊川市と川根本町、国交省審議官と会談 環境省などと協議要望

11/14(木) 7:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、国土交通省鉄道局の江口秀二技術審議官は13日、川根本町と菊川市を訪ね、鈴木敏夫町長、太田順一市長とそれぞれ会談した。両首長は流量減に加え、水質や上流部の自然環境悪化を懸念。環境省や農林水産省などを交えた協議を要望した。

 江口技術審議官の流域自治体訪問は6日に続き2度目。会談は非公開で行い、鈴木町長、太田市長が終了後にそれぞれ取材に応じた。鈴木町長はトンネル掘削で発生する土砂の処理を例に「水量だけでなく水質や環境を守らないと大きな問題になる」と指摘。上流部に希少な魚類が生息するとして「JR東海の調査は不十分」と再調査の必要性も訴えた。

 太田市長は「この地域は農業用水も非常に多い」として農水省や環境省の参画を希望。「(JRは)水の確保を将来的に担保してくれるのか。国交省には責任を持って対応してもらいたい」と強調した。

 国交省主導の新たな協議体については、議論の進め方を巡って国と県の溝が埋まらず調整がつまずいている。江口技術審議官はこの日、「行司役」という言葉を封印。会談終了後「両立のための交通整理をする」と説明した。両首長が他省庁の協議への参画を求めたことについては「専門的な知識、専門家の声が必要になることもあるので調整している」と述べるにとどめた。

静岡新聞社

最終更新:11/14(木) 7:10
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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