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巨人・元木ヘッド 休日返上アピール根絶だ

11/14(木) 16:34配信

東スポWeb

 異例のお達しだ。巨人・元木大介ヘッドコーチ(47)が宮崎での秋季キャンプでさらなる新機軸を打ち出している。今度はキャンプ休養日に選手たちが球場を利用して自主練習を行う、いわゆる「休日返上」を全面的に禁止にしたのだ。疲労回復を徹底させることがメインの目的ではあるが、意外な理由も…。新ルールには若きG戦士たちからも歓迎の声が上がり、その存在感は日増しに高まっている。

 第2クール2日目の13日は石井野手総合コーチによるスライディング練習や試合形式のノックなどが行われ、選手たちは午前中から全身泥だらけ。元木ヘッドは凡ミスをした選手に鬼の形相で「なんだ! それは!!」と容赦のない“喝”を入れ、満足いくプレーには「いいよ!」と笑みも浮かべた。

 とにかく連日球場全体に響き渡る大声を張り上げ、選手を鼓舞しまくる元木ヘッドはキャンプ改革も次々と進めている。すでに「罰走」や練習の「強制終了」などを打ち出したが、実は休養日の過ごし方にもメスを入れている。今キャンプは11日と15日の2日間が設定されているが、どちらも球場施設を利用しての「休日返上」を全面禁止にした。実際、11日の休養日に球場を訪れた選手は皆無だった。古参の球団スタッフも「休日返上禁止は聞いたことがない」という異例の措置は、なぜ生まれたのか。

 元木ヘッドによれば、理由は主に3点ある。まずは「休養日は強制で休みなさいということ。休む時は休まなきゃ。練習メニューがあるんだから、そのなかで必死になってやればいい」と体力回復を念頭に置く。さらには「自分たちが練習するために、いろいろな人が動かなきゃいけない。(球場施設の)鍵を開けたりね。グラウンドの時間で精一杯やれば、練習に行く気持ちにはならないはず。ラクして(休日に)練習に行くのは俺は違うと思う」とバッサリ。休日返上をサポートするスタッフへの配慮でもある。

 極め付きは、メディアを通じた“アピール練習”の根絶だ。「本人たちは“やってます雰囲気”を出しているかもしれないけど、そんなの一生懸命やっているかも分からない。メディアに休日返上とか書かれていても(自分には)どうってことないから」。現役時代に「クセ者」と称され、原監督も太鼓判を押す元木ヘッドには姑息な魂胆などすべてお見通しなのだ。

 猛練習に耐える若手たちも、この“元木ルール”を大歓迎。山本は「毎日、集中して力を出し切って練習ができています。(休日返上して)ケガしてもしょうがない」と言い、代走の切り札として名を上げた増田大も「(休前日は)下半身にきていました。動いていると(疲労が)取れない部分がある。勉強になりました」と頭を下げた。また別の若手からは「決まりができて『誰かが休日返上するんじゃないか? 俺も行った方が…』みたいな変な気持ちはなくなりました」とも…。

 鍛錬の場もアピールする場もすべてはグラウンド内。それ以外では一切受け付けない。今後も元木ヘッドの鋭い眼光がヤングGたちに突き刺さる。

最終更新:11/15(金) 17:03
東スポWeb

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