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学園ドラマで共演続く堀田真由&箭内夢菜。実は“共演なし”だったという最新作『殺カレ死カノ』の撮影とお互いのシーンについて語る

11/14(木) 17:48配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

Twitterに投稿されたことがきっかけで「泣ける4コマ漫画」として多くの読者の感動を誘った漫画家・世紀末の代表作『殺さない彼と死なない彼女』を、『ぼんとリンちゃん』『逆光の頃』などの小林啓一監督が実写映画化。ニュータイプの青春ストーリーが誕生した。

【画像】堀田真由&箭内夢菜 最新作『殺カレ死カノ』の撮影とお互いのシーンについて語る

タイトルにある“殺さない彼”と“死なない彼女”を、間宮祥太朗と桜井日奈子が演じるほかに、本作では3つのエピソードが、平行して綴られていく。愛され願望が強く、男の子と付き合っては、「振られるのが嫌だ」と自分から別れを告げて、また新たな恋を探すことを繰り返す“きゃぴ子”と、そんなきゃぴ子を見守る地味子(恒松祐里)の物語で、難役といえるきゃぴ子を演じて新たな魅力を見せるのは、堀田真由。そして好きになった男の子・八千代くん(ゆうたろう)に、毎日「好き」と気持ちを伝え続けるまっすぐな女の子の撫子を、箭内夢菜が独特の空気感を伴って演じて惹きつける。

実は堀田と箭内は、箭内のドラマデビュー作『チア☆ダン』に始まり、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『ブラック校則』と立て続けに共演。本作についてたっぷり聞くとともに、初めて会ったころからどんどん関係性が変わったというふたりの素顔を探った。

取材・文 / 望月ふみ 撮影 / 冨田望

実は理解しがたいキャラクター“きゃぴ子”に共感、憧れは撫子。
ーー とても不思議な世界観の作品です。まずは原作および脚本を読まれたときの印象を教えてください。

堀田 全体を通じて、自分も経験したことのあるような、どこか懐かしい感覚がありました。それが変に苦しくもなく、読み終わったとき、すごく幸せな気持ちになりました。

箭内 私は、登場人物たちも世界観も不思議で、これまでに出会ったことのない作品だと思いました。ストレートに何かを伝えるとか、気持ちの変化だとか、普段は意識していないことに気づかされて、すごく刺激的でした。

ーー きゃぴ子、撫子を演じるにあたって、小林監督から何かリクエストはありましたか? きゃぴ子はなかなか強烈なキャラクターでしたが。

堀田 強烈でしたね(笑)。監督から原作の4コマ漫画の“きゅるりん”という目をしてくださいという、なかなかパンチがあるリクエストをいただきました(苦笑)。

ーー あはは。複雑な面もあるキャラクターですよね。

堀田 最初は、きゃぴ子のような女性に対して、プラスばかりではない気持ちもあったのですが、演じてみたら、可愛くなるための努力をしているんだなと感じました。そう思うようになってからは、家でも、朝の音楽はラブソングに変えたり、「今日も私は可愛い♪」と言ってから出かけるようにしたりして、撮影期間中は、きっときゃぴ子だったらこうするかなと思いながら、女の子っぽいことを常にやっていました。

ーー 箭内さんは小林監督からのリクエストはありましたか?

箭内 監督とゆうたろうさんが原作から受け取った撫子の印象は、結構“強めな子”だったようなんですが、“強い”印象を抑えたナチュラルな感じで演じてみたら、「そっちのほうがいいね」と監督からも言っていただいて。それでやわらかい、ふわっとした感じの撫子を演じることになりました。

ーー あのふわっとした感じは、箭内さんの普段のイメージにも近いような気がしますが、いかがでしょうか。

堀田 確かに夢菜ちゃんは見た目もかわいらしくて、ふわっとしているんですが、実際は長女でしっかりしているなというイメージです。ほかの現場ですが、手料理を作ってきたり!

箭内 お弁当を現場に持っていくようにしているんです。

堀田 私がお腹が空いたと言ったら、「きゅうりの漬物がありますよ」と言って出してくれました(笑)。

ーー 家庭的ですね。堀田さんはきゃぴ子とご自身が重なる部分はありますか?

堀田 きゃぴ子のセリフって、女性は分かる人が多いと思うんです。たとえば、これは原作に出てくることですが、地味子ちゃん(恒松祐里)に、元カレのものを「なんで捨てるの?」と言われたときに、きゃぴ子は「だってもう心がお揃いじゃないから」と言うんです。そういう気持ちは私もわかるなと思います。

ーー モールのシーンで、一緒にいるイケメンくん(金子大地)に対して、気になっていることを伝えようかどうしようか、脳内シミュレーションを繰り返すシーンがあります。ああいった気持ちも?

堀田&箭内 分かります!

ーー (笑)。そういった意味では、きゃぴ子は普通の女の子でもあるんですね。

堀田 そうだと思います。

ーー 一方、撫子は自分の気持ちを悩むまでもなくストレートに表現します。

箭内 普段の私は自分の思ったことをなかなか言えないタイプなので、撫子とは真逆なんです。でも撫子を演じたことが刺激になって、今では思ったことをちゃんと伝えられるようになってきています。

堀田 私はどちらかというと、好きなものは好きと言えるタイプですが、口にしたあとに、「どうだったかな」と思ってしまうところもあって、それこそきゃぴ子の心の声のように、いろいろと考えてしまうので、撫子ちゃんみたいにポンっと言えるのは憧れです。

箭内 おそらく映画を観てくださる方の中にも、普段の生活で、思ったことを言葉にできない方もいると思うので、撫子を観て、「わたしも伝えるようにしてみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。

共演続きで、ふたりの関係にも変化!
ーー 八千代くんに「好き」と告白するシーンがたくさん出てきました。カメラに向かって言うところもありましたね。

堀田 可愛かった!

箭内 雪のシーンやグランド、昇降口など何パターンも撮りました。カメラに向かって「好き」と言う撮影はゆうたろうさんに会う前に撮ったんです。八千代くんのことを想像してやっていたら、ゆうたろうさんが、私がイメージした八千代くんのままだったので嬉しかったです。

堀田 今回の作品はそれぞれのパートに分かれての撮影だったので、夢菜ちゃんとは撮影では会っていないんです。祐里ちゃんとクランクインしたときに、監督が「撫子ちゃんはまだゆうたろうくんに会ってないんだけど『好き』と告白するシーンはもう撮ってるんだよ」と、映像を見せてくださったんですが、雪のなかで「好き」と言っているものでした。すごく可愛くて、「これ、なんのCMですか」と盛り上がったのを覚えています(笑)。

箭内 えー、そうなの。恥ずかしい(笑)。

堀田 夢菜ちゃんとゆうたろうくんのシーンは、どれもほっこりしますが、特に最後の畑のシーンが好き。注目してみてください!

ーー 箭内さんはほかのパートの映像を観る機会はなかったのでしょうか。

箭内 なかったです。きゃぴ子ちゃんと地味子ちゃんのお話も、完成したもので初めて観ました。

ーー 彼女たちの友情にもすごく惹かれます。

堀田 私も友達の存在って、一番大切だと私も思っていて。原作でのきゃぴ子は、どのシーンでも涙を流しているんです。なので私も最初は全部のシーンで泣くことになるのかなと思っていたのですが、監督から「友情を大切に見せたいから、最後の教室のところで涙を見せてください。そのほうが、涙が大きな意味になるので」と言われて、本編のようになりました。

箭内 ああいうふたりの関係ってなかなかないと思うので、すごく羨ましかったです。きゃぴ子ちゃんも地味子ちゃんがいてくれるから安心しているし、すごくほっこりしました。お互いに大切に思い合っているのが伝わってきました。

ーー おふたりはいくつも共演作がありますが、箭内さんは『チア☆ダン』が初めてのお芝居だったんですよね。そのときから堀田さんと一緒で。

堀田&箭内 そうだ。すごい!

箭内 堀田さんは、初めて会ったときから、お姉さん感がすごかったです。ただ最初は演じた役柄が怖かったので、怖い人なのかなと……(笑)。

堀田 あはは。『チア☆ダン』も、そのあとの『3A』でも一緒になって。あの時も夢菜ちゃんはふわっとしていて、私は勝気でした。……『ブラック校則』でも一緒なんですが、あ! 私、また勝気だ(笑)! 思い返すと勝気な役が多いです(笑)。

箭内 あはは、確かに。

ーー カメラの外のふたりの関係は変化しましたか?

堀田&箭内 (声を揃えて)変わりました! あはは。

堀田 今度、夢菜ちゃんのママに会いに行く予定なんです。

箭内 うちのお母さんと堀田さんがすごく合いそうなんです。なにか似てるのかな。絶対に盛り上がると思うんです。だから福島の実家に遊びに来てもらおうと。うるさいチビたちもいますけどね(笑)。

堀田 すごく楽しみ!

ーー 最後に、お互いのシーンで好きなところと、作品のおすすめポイントを教えてください。

箭内 それぞれ独立して進んでいたお話が最後には繋がるところが感動すると思います。観ている方にも共感してもらえることがたくさんあると思うので、登場人物たちを観て「自分も頑張ろう」とか、何か思っていただけたら嬉しいです。

堀田 この映画は、人からすると大したことのない悩みでも、自分にとっては大きな悩みだったりすることがよくわかる作品だと思います。キャラクターたちがどんな風に実写化されて、気持ちを伝えてくれるのか、注目してもらえたらと思います。

堀田真由
1998年、滋賀県生まれ。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『わろてんか』(17-18)、ドラマ『チア☆ダン』(18)などがある。2019年はドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『べしゃり暮らし』、映画『あの日のオルガン』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『ブラック校則』(ドラマ/劇場版)になどに出演。現在放送中の『受験ゾンビ』(フジテレビONE/TWO/NEXT)にも出演中。

オフィシャルサイト
https://artist.amuse.co.jp/artist/hotta_mayu/

オフィシャルTwitter
@mayuhotta0402

オフィシャルInstagram
@mayuhotta

箭内夢菜
2000年 福島県生まれ。ファッション誌『Seventeen』の専属モデルで活躍。2018年にドラマ『チア☆ダン』で女優デビュー後、2019年は、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『俺のスカート、どこ行った?』『ブラック校則』(ドラマ/劇場版)、映画『HiGH&LOW THE WORST』に出演。

オフィシャルサイト
https://irving.co.jp/talents/yumena-yanai/

オフィシャルInstagram
@yumenayanai_official

映画『殺さない彼と死なない彼女』
11月15日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー

【STORY】
何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋葬しているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。虫の命を大切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に味を抱く小坂。<ハチの埋葬>をきっかけに、二人は一緒にいることがあたりまえになっていくのだが……。

出演:間宮祥太朗 桜井日奈子 恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう 金子大地 中尾暢樹/佐藤 玲 佐津川愛美/森口瑤子
監督・脚本:小林啓一『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』『逆光の頃』
原作:世紀末「殺さない彼と死なない彼女」(KADOKAWA刊)
音楽:奥華子/主題歌:「はなびら」奥華子
製作:「殺さない彼と死なない彼女」製作委員会
配給:KADOKAWA/ポニーキャニオン

(c)2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

オフィシャルサイト
http://korokare-shikano.jp/

オフィシャルTwitter
@korokareshikano

オフィシャルInstagram
@korokareshikano

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最終更新:11/14(木) 17:48
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