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権田のスーパーセーブに救われた白星 露呈した日本守備陣の弱点とは…岩本輝雄のDirecto

11/15(金) 7:02配信

スポーツ報知

◆カタールW杯アジア2次予選 日本2―0キルギス(14日、ビシケク・ドレン・オムルザコフ・スタジアム)

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 森保ジャパンがGK権田修一(30)=ポルティモネンセ=の好セーブ連発の活躍でアウェーの厳しいゲームを勝ち取った。代表戦4試合連続ゴールとなるPKを決めた南野拓実(24)=ザルツブルク=、華麗なFKをたたき込んだ原口元気(28)=ハノーバー=の2得点で白星を挙げた一戦だったが、元日本代表MF岩本輝雄さん(47)は「昨年のベルギー戦の再現のようだった」とチクリ。サイドチェンジで決定機を作られ続けた日本守備陣の弱点をずばり指摘した。(構成・中村 健吾)

 前節のタジキスタン戦と似た前半の苦戦だった。グラウンドコンディションも確かに悪かったが、相手に何人かいい選手がいたことで苦しめられた。

 今日はなんと言っても権田のスーパーセーブに助けられた。決定的なシュートが3本。3つとも本当に「やられた」と思わせるシーンだった。

 権田に救われた反面、守備の弱点が露呈したゲームだった。まるで昨年のロシアW杯決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦と同じ崩し方をされた。キーマンはキルギスの3バックの左にいたキチン(27)=ダイナモ=だった。そこからのロングボールで全て長友佑都(33)=ガラタサライ=の裏を狙われた。

 キルギスは日本の4バックの長友の背後を斜めに狙ってきた。キチンが左利きからの質のいいキックで右の長友サイドを狙って仕掛けた上でダイレクトの折り返し―。この攻撃でピンチとなるケースが何度もあった。この形はベルギー戦でも見せてしまった日本の弱点だ。

 キルギスは「高さがない」という日本の欠点を徹底して狙ってきた。普通につなぎながら攻めてもつかまるので、長友のサイドに長い、いいボールを入れることに集中したのだろう。そこから折り返されての危ないシーンが何度もあった。まるで、フェライニの交代出場以降のベルギー戦を見るようだった。今日のゲームでは権田が止めてくれたが、日本の攻略法、ウィークポイントがバレてしまった点はあるかも知れない。

 ただし、今日のキチンほど精度の高いキックの持ち主はアジアではそうはいない。欧州レベルの素晴らしい左足だった。W杯でベスト8以上を狙うなら、高さは絶対に必要。決勝トーナメントで勝っていくための課題が高さなのは昨年から分かっていることだから。

 4バックで守る限り、質のいいボールでサイドチェンジされた場合、間に合わないことがある。今日は相手のシュートがそこまで良くなかったので救われたが、今後、質のいいボールで攻めてくる相手の場合、5バックで守ることも考えた方がいいかもしれない。

 ただ、試合展開の上で前半41分の南野の先制PKは大きかった。狙い通りのスルーパスから抜けたわけではないから、ラッキーだった面はあるが、苦しみながらも南野のPK、原口のFKと、しっかりセットプレーで決めて勝ち切れる強さが、今の日本にはある。

 (題名のDirecto・ディレクト=スペイン語で「直接、まっすぐに」の意味)

最終更新:11/15(金) 8:41
スポーツ報知

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