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六本松の靴下専門店「How’s That」へ行ってきた!

11/14(木) 17:01配信

ファンファン福岡

 オリジナル靴下の専門店「How’s That(ハウズザット)」が10月1日、福岡市中央区六本松にオープンしたのを知っていますか? アパートの一室で営業中のお店を訪ねました。

 福岡市地下鉄六本松駅から徒歩約5分。住宅街の古いアパートの2階で綾部舜さん、光里さん夫妻が営むお店です。2人でひと夏かけてリノベーションしたという店内は、天井が高く、立派な梁(はり)が見えています。「天井も取り除いて、2部屋だったのを1部屋にしたんです」と光里さんは話します。

 店名の「How’s That」は「これどう?」という意味。オリジナル商品のブランド名であり、店名でもあります。

 店の中には温かみのあるカラーの靴下が並び、ほっこりとした雰囲気。商品は奈良県の工場で作っているそうで、なぜわざわざ奈良県で? と尋ねると、「実は私の出身が奈良県なんです。奈良県は靴下の生産量が日本で第1位。私の実家も靴下工場でした。信頼できる技術を誇る工場が多くあるんですよ」。知らなかった~!

 “まるで街全体が靴下工場のようだった”という同県広陵町で生まれ育った光里さん。幼い頃などは、街のあちこちから靴下の編み機の音が聞こえていたそうです。

 自然と靴下工場の仕事に就いた光里さんと、糸を卸す会社に勤めていた舜さんが出会って結婚。太宰府市に実家がある舜さんは、ことあるごとに光里さんに福岡の良さをアピール。その熱意に引かれ、福岡に越してきて2人で店を始めることに。

「以前は現場で作り手として頑張っていましたが、今度は、自分たちの作る靴下の良さを広める側に回りたいと思って」と光里さんは言います。

 「第1位とはいえ、工場が少なくなってしまった奈良県の靴下産業をもう一度元気にしたいと考えたのもきっかけでした。最盛期には800社強あった工場は、今では100社前後になっているので」と生まれ育った地域への思いも話してくれました。

 「製造については、私たちが本当に履きたいと思えるデザインや色を、信頼できる奈良県の職人さんたちに伝えています」。時には工場まで赴くこともあるといいます。

 「秋っぽい色で作ってほしい、とか、それくらいのイメージで伝えています。在庫がほぼないような色の糸などで編まれていることも多く、二度と同じ色合いの靴下は作れないんです」。

 製作時のこだわりを尋ねると、「ゆっくり時間をかけて編んでもらっているのが特徴です。大量生産の現場では編み機のスピードを上げるしかなく、そうすると糸が摩耗するんです。商品になった時点で摩耗しているとやっぱり生地が弱い。それに比べるとうちの商品は耐久性があると思います」

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最終更新:11/14(木) 17:01
ファンファン福岡

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