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「エルドアンさんの大ファン」トランプ氏称賛も、会談に進展なし

11/14(木) 12:06配信

ロイター

 クルド人民兵組織への越境攻撃や、ロシア製ミサイル防衛システム購入など難題が横たわる米国とトルコ。こうした中、トルコのエルドアン大統領がホワイトハウスを訪れ、トランプ米大統領と会談した。トランプ氏はたびたびエルドアン氏を持ち上げたが、両国間の懸案に対する具体策は示されなかった。

 「意義のある素晴らしい会談だった」―トランプ米大統領は13日、トルコのエルドアン大統領との会談をこう評した。

 トランプ氏は「私はエルドアンさんの大ファンなんだ」「私たちはほとんど初対面の日からずっと友達なんだ」などとエルドアン氏をたびたび持ち上げた。

 だがNATO同盟国である両国間には難題が山積。トルコはシリアに越境し、IS掃討作戦において米国と協力関係にあるクルド人民兵組織に攻撃した。

 これについて会見で記者から質問が飛んだ。

 「エルドアン大統領、トランプ大統領はあなたに手紙を送り『タフガイを気取るな、バカな真似はよせ』と言って、シリアに侵攻しないよう促した。だがあなたはそれを無視した。なぜトランプ氏の警告を無視したのか、話してくれませんか。」

 この質問に対しエルドアン氏は、トランプ大統領に対し返信を送り、トルコはクルド人民兵組織をテロリストと捉えていると反論したことを明らかにした。

 またロシア製ミサイル防衛システム購入問題も残る。

 「トルコがロシアのS400を含む高性能軍事装備品を購入したことは、わが国にとって深刻な問題をもたらした。」(トランプ氏)

 米国はS400はNATOにそぐわないとして、トルコへの最新鋭戦闘機F35売却を凍結した。

 「私たちはこうした状況を打開できるだろう」(トランプ氏)

 一方、この日初めて公開された、ウクライナ疑惑を巡る議会下院の弾劾公聴会について問われると、トランプ氏は「エルドアン氏と一緒だったので1分たりとも見ていない。大統領との会談のほうがずっと大事だし、それに(公聴会は)茶番だと聞いたよ」と一蹴した。

最終更新:11/14(木) 21:24
ロイター

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