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レクサス RX 試乗│レクサスの進むべき道が解りやすく表現された一台

2019/11/14(木) 16:36配信

MOTA

新世代レクサスが提唱する「すっきりと奥深い」乗り味に近づいた

パワートレインは公式には変更のアナウンスはないものの、V6 3.5L+モーターのハイブリッドはこれまで気になっていたエンジン回転と車速上昇のズレやラバーバンドフィールは改善されているように感じた。この辺りは制御の深化によるものだろう。

このように新型の走りは旧世代シャシーを使いながらも、新世代レクサスが提唱する「すっきりと奥深い」乗り味に近づいた。この辺りは「何を今さら」と言う気持ちがあるものの、レクサスは確実に何かを掴んだと思う。

■Fスポーツは今後、立ち位置/方向性を改めて明確にする必要がある

ちなみにFスポーツは、パフォーマンスダンパーや電動アクティブスタビライザー、専用チューニングのサスペンションなどを付加。ノーマルより姿勢変化を抑えたスポーティな仕立てだ。スポーティなモデルにしては快適性も決して悪くはないのだが、どこか物足りなさが残るのも事実だ。もちろん、Fスポーツの方向性はリアルFとは異なり「ライトなスポーツ」なキャラクターなのは解るのだが、ノーマルとの差はもう少し明確にしたほうがいいと思う。

これはRXだけの問題ではないのだが、今後Fスポーツの立ち位置/方向性を改めて明確にする必要があるだろう。間違っても「単なる意匠違い」、「ちょっとスポーティ」ではダメだと思っている。

■先進安全装備機能は進化したものの、操作系は古い

今回は試す事はなかったが、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」の機能も進化。単眼カメラとミリ派レーダーの性能向上により昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能なプリクラッシュセーフティ、進化したレーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシストなどは嬉しいものの、肝心な操作系は古いレバー式のままだったのは残念な部分である。操作系に関してはモデル関係なく統一したほうがいいのだが……。

レクサスの進むべき道が解りやすく表現された一台

いくつか気になる所はあるものの、総じて言えば、今回の変更はRXにとって非常に大きな進化だと思う。新規ユーザーにとってはレクサスの進むべき道が解りやすく表現された一台、旧モデルのオーナーであれば、思わず“箱替え”したくなる魅力が備わる一台に仕上がっていると言っていい。

[筆者:山本 シンヤ/撮影:小林 岳夫]

山本 シンヤ

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最終更新:2019/11/14(木) 16:36
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