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“C・ロナウド効果”:ユヴェントスにピッチ“外”でもたらしたもの

11/14(木) 18:09配信

GOAL

「クリスティアーノ・ロナウドがトリノにやってくる」というニュースを知ったときのジョルジョ・キエッリーニのリアクションが、それを物語っていた。

「僕たちはとてもワクワクしているよ」

レアル・マドリーから1億1200万ユーロでこのストライカーが加入するとのニュースが最初に流れた時、クラブ主将は熱狂的にこう語った。

「僕たちはみんな、彼とともに働けることを楽しみにしている。選手やコーチだけじゃない、マーケティングマネージャーも、クラブ全員がね」

経済学と商学の学位、そして経営学の修士号を持つキエッリーニは、これがスポーツ面にとどまらない大きな動きであることをすぐに理解した。

C・ロナウドはバロンドーラ―であり、世界最高の選手だ。だがクラブ会長アンドレア・アニェッリは、自身がその職に就いてから、C・ロナウドは財政的な利益増大を考慮に入れて契約を交わした最初の選手であることを後に認めている。

結局33歳アタッカーの獲得にかかった総額は、移籍費用、給与、税金を合計すると3億4000万ユーロ(約407億円)。このディールをまとめるという決定を、ほかにどう説明できるだろうか?

それほど“C・ロナウド効果”は決定的なものだった。

「ユヴェントスは、2010年にアニェッリが会長の職に就いて以来、年々成長を続けている。だが、欧州レベルでトップクラブになるためには、セリエAの枠を越えてアピールを広げなければならない。そのことを彼らは良くわかっていた」と、『ラ・ファイン・デル・カルチョ・イタリアーノ(イタリアフットボールの終焉)』の著者でもある『イル・ソーレ・24・オレ』のマルコ・ベリナッツォは『Goal』に語った。

「ユーヴェはレアル・マドリー、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドのような強大かつグローバルな人気、そして巨額の予算を持つメガクラブと並ぶ地位に立とうとしている」

「ただ、こうしたクラブと渡り合うためには単に強いチームだけではなく、ソーシャルメディアに多くのフォロワーを持つ、影響力を持つ選手がチームにいることが重要となる。プレーのクオリティとともに人気も伴えば、クラブはより大きな収益を上げることができる。この点で、C・ロナウドはユヴェントスがその両方の目的を達成するのに最適な選択肢だったわけだ」

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最終更新:11/14(木) 18:13
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