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混乱せず読めたら天才?世界で話題のパズル作者「ふと湧いてきた」言葉遊びがウマすぎる

11/14(木) 10:50配信

まいどなニュース

 この文章を読んでください。なになに?えーと「下書きは縦書きで、上書きは横書き」…ん???左から読んだら「横書きは下書きで、縦書きは上書き」???? って、えっ、どっちが上書き?横書き???

【写真】角に置くはずの直角の角を持つピースが「5つ」ってどういうこと?

 そんな見事な「言葉遊び」がツイッター上で話題になっています。今月7日に投稿されて以来、「どっちやねん」「思わず拍手してしまった」など1.9万件のリプライと6.3万件の「いいね」が寄せられました。

 制作したのは、パズル作家の浅香遊(@puffyyou)さん。この魔法のような言葉が生まれた経緯を聞いてみました。

 ―いったい、どうやって作ったんですか?

 「きっかけは特にないんです。かかった時間も10分ぐらいですかね」

 ―え。10分??

 「こういうちょっとしたアイデアは偶然浮かんできれいな形にまとまることが多い気がするんです。作品制作の間の息抜きにひっそりとやっていた程度なので、まさかこんなに拡散するとは思わず、少し恥ずかしいです」

 …との答えが。「偶然浮かぶ」とか、凡人には意味が分かりません。

 浅香さんは秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻3年生のとき、授業の課題で初めてジグソーパズルを制作。通常の角になる部分が5つある「Jigsaw Puzzle29」で、昨年3月にカナダの人気YouTuberが1時間49分かけて解く過程を約27分の動画で公開したところ、これまでに890万回以上再生されるほど話題に。同年夏に米カリフォルニアで開かれた「世界パズルデザインコンペティション」でも67作品の中から第3位に輝き、「Jigsaw 29」として海外の会社に販売を委託。今年3月に卒業した後は、パズルの企画・制作に専念し、次々と簡単そうに見えて難解なパズルを生み出しています。

 さらに聞いてみました。

 ―ひとつのパズルの制作にどれぐらいかかるんですか?

 「これまでで一番時間がかかったのが『Jigsaw 29』でした。アイデアは7年前くらいからあったのですが、大学で初めて他人に見せられる形になりました。2018年初めごろかな。最近はもっぱら敷き詰めパズルを作っていますが、制作期間は平均して3カ月以上かかります。それも最終的には偶然うまくまとまることが多いのでなんとも言えないのですが。アイデアが浮かんだらすぐ制作に入らずに何カ月か放っておくとそのあと割とスムーズに完成しますね。たまにツイートしている回文は、眠れないときに作ってます(笑)」

 ―偶然うまくまとまる…。どんな子どもだったんですか?

 「小さい頃は『知恵の輪』にすごくはまって、外で遊ぶときもポケットに沢山入れていました。でも、特に昔からパズル好きとかいうわけではなくて…。放任という大学での環境や、アイデアを思い付いたときに面白がってくれる人(僕にとっては主に大学の友達でしたが)、そういう人が周囲にいることが大事かもしれないですね」

 ―浅香さんにとってパズルの面白さや、作るコツとは?

 「最近は専ら制作するほうに興味がシフトしていますが、パズルや言葉遊びのアイデアは無限にあって、自分でルールを作ればなんとでもなるのでそこが面白いですね。誰もが無意識のうちに決め込んでしまったルールなどに挑むのも楽しい。思い付いたことは何でもスケッチして残す習慣が身に付いたのは良かったなあ、と」

 とのことでした。今後については「今はコツコツと制作物をつくり続けることがとりあえずの目標です」と浅香さん。「パズルなどは感覚だけでは作れないので、心が折れないように気をつけてます」と話してくれました。

 あ、そうそう。話は戻りますが、最初の「言葉遊び」、浅香さんは「下書きも上書きも横書きで書きました」ですって。あー、日本語って難しくて面白い!

(まいどなニュース・広畑 千春)

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最終更新:11/14(木) 13:53
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