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香港ドルの底堅さ、続かないとの観測-リスク回避高まる兆し

11/14(木) 22:37配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港の短期金融市場に亀裂が走り始めている。抗議活動が激しさを増す中で、香港ドルの底堅さは続かないとの臆測がトレーダーの間に広がっているためだ。

香港株式市場のハンセン指数はすでにストレスの兆しが見られ、過去1週間で5%余り下落。外国為替市場での流動性の指標、香港ドルの3カ月物フォワードポイントは今週、アジア金融危機後だった1999年9月以来の高水準に上昇した。

モルガン・スタンレーのストラテジスト、チュン・ヒム・チェウン氏はリポートで、短期的な資金流出から生じるフォワードポイント上昇がスポットレート下落と組み合わさり、「香港ドル建て資産に対するリスク回避の高まりを表している」と指摘した。

香港時間14日午後8時7分(日本時間同9時7分)時点で、3カ月物フォワードポイントは140に上昇。香港ドル相場は1米ドル=7.8289香港ドルと、ほぼ変わらず。

香港ドルの6カ月物インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は10月半ば以来の高水準に上昇した。

14日の香港株式相場は下落。ハンセン指数は前日比0.9%安の26323.69で終了。香港上場の中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数も0.9%下げて引けた。

原題:Hong Kong Money Markets Show Investor Calm Is Cracking (3)、Hong Kong Stock Slump Deepens as Outlook Deteriorates (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Tian Chen、Claire Che

最終更新:11/14(木) 22:37
Bloomberg

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