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追放された北朝鮮住民 船舶でペンキ塗装など証拠隠滅図る=韓国政府

11/15(金) 17:35配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は15日の国会外交統一委員会で、船員ら16人を殺害したとして北朝鮮に追放した北朝鮮住民2人について、「犯人たちは犯行後、船舶の内部を清掃し、遺体や犯行の道具を海に遺棄したほか、ペンキを塗って船舶番号を変えるなど証拠隠滅を図った」と説明する報告書を提出した。

 統一部によると、2人が乗っていた漁船は朝鮮半島東の東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側海域に入り、2日に軍当局に拿捕(だほ)された。調べの結果、漁船内で船員16人を殺害して逃走中だったという。2人は亡命の意思を示したが、韓国政府は「殺人など重大な非政治的犯罪で、北韓(北朝鮮)離脱住民法上の保護対象ではなく、韓国社会に入った場合、国民の生命と安全にとって脅威となる。凶悪犯罪者として国際法上の難民としても認められない」とし、7日に南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮に追放した。

 報告書は「諜報や2人への尋問の結果、犯罪行為に疑いの余地がなかった」と説明。2人は20代前半で頑強な体の持ち主だが、特殊訓練は受けていないとみられるという。

 殺害された船員はほとんどが漁船に乗った経験がない労働者だった一方、2人を含む共犯3人は機関長や甲板長などの経験者だったという。

 2人が亡命の意思を示したことに関しては、「保護を要請する趣旨(の内容)を書面で提出したが、犯罪事実の陳述や拿捕の過程など関連状況を総合的に考慮した結果、信ぴょう性を認められなかった」と説明した。

 2人が乗っていた船舶は全長16メートル、幅3.7メートル、重さ17トンだった。北朝鮮の漁船は漁労作業の自動化設備がなく、韓国の漁船に比べはるかに多い船員が乗船するという。

 北朝鮮住民を強制送還したとして、人権団体などから批判の声が出ていることについては「脱北者(北朝鮮脱出住民)の(韓国)社会定着に役立たない極めて不適切で無責任(な指摘)」と主張した。

最終更新:11/15(金) 17:35
聯合ニュース

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