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第3四半期のマレーシアGDP、前年比+4.4%に減速 予想と一致

11/15(金) 13:56配信

ロイター

[クアラルンプール 15日 ロイター] - マレーシア中央銀行が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比4.4%増となり、ロイターがまとめた市場予想と一致した。

第2・四半期の前年比4.9%増から伸びが大幅に鈍化した。

第2・四半期にGDPの伸び率が第1・四半期から加速したのは、東南アジアでマレーシアのみだった。

中銀は2019年の成長率目標を4.3─4.8%に据え置いた。マレーシア政府の成長率予想は4.7%。

第3・四半期の経常収支は115億リンギ(27億8000万ドル)の黒字で、黒字額は第2・四半期の143億リンギから縮小した。

中銀は先週、流動性の供給に向けて3年ぶりとなる法定預金準備率(SRR)引き下げを実施。その数日前には政策金利を据え置いたばかりで、SRRの引き下げは予想外だった。

中銀のノル・シャムシア・ユヌス総裁は、来年に利下げする可能性を問われると、それは金融政策委員会が常に監視していることだと回答。記者団に対し「われわれは進む方向を前もって決めてはいない。外部の動向とそれが成長・インフレ見通しにどのような影響を与えるかを引き続き分析していく。データを常に注視していく」と述べた。

総裁はまた、マレーシアがFTSEラッセルが持つ懸念への対応に取り組んでいると述べた。FTSEラッセルは9月、世界国債インデックス(WGBI)から除外する方向で見直していたマレーシア国債について、流動性面の是正措置を講じるための6カ月の猶予期間を設けた。[nL3N26I2HR]

総裁は、中銀の最近の措置により、オフショア投資家は国内でポジションをヘッジするための柔軟性が増していると指摘。外為取引量は増加し、取引コストは低下していると語った。

今後も指標提供会社と投資家が持つ懸念に対応し、市場の効率性向上に向けた措置を続ける、と表明した。

第3・四半期の通貨リンギ<MYR=>の対ドル下落率は1.1%。中銀は米中貿易戦争が長引く中、リスク回避の動きが拡大したことが背景だとした。

中銀は、第3・四半期の総合インフレは1.3%だったが、2019年は「低い」水準になる見込みだとした。2020年は控えめに上昇するとの見通しを示した。

*内容を追加しました。

最終更新:11/15(金) 16:32
ロイター

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